足を伸ばして
オリンピックの関係で来週月曜日が休日。火曜日が仕事休みの日なので、個人的に今日から連休となる。朝の散歩は少し足を伸ばして普段行かない範囲まで歩いた。見える景色も変わってくる。
池いっぱいに白いハスの花が咲いている場所があった。レンコン畑というべきかもしれない。前に琵琶湖畔の水生公園の華やかなハスを紹介したが、こちらは自然のままに咲いているハスの花で、違った美しさがある。
川べりを歩く。美しい景観という訳ではないが、川面に地上の情景が映っている様子が何となくいい。小一時間ほど歩いたらやや疲れた。帰ってテレビをつけると女子マラソンをやっている。早朝だが気温28度ほどあるという。42キロを走るとは凄いとしか言いようがない。
柳生へ
昼前からバイクで涼しい山の方を目指して出かける。今日も正暦寺の横の山道を通って県道80号線に出たが、途中で左に曲がり柳生方面に向かった。柳生は1971年にNHKの大河ドラマ「春の坂道」の舞台となった時にブームが訪れ、観光地化された。今も現地の観光協会があり、観光スポットも紹介されているが、休日にたくさんの人がやって来る場所ではない。
今日は柳生八坂神社付近にバイクを置き、周辺を散策してみた。訪れている人はあまりいない。一時間半ほどぶらついていた中で出会ったのは二人連れが三組ほどであった。
私は観光案内を調べて名所をすべて見て回るというタイプではなく、歩いている中で見かけた標識や案内図があればそれを頼りにし、歩き疲れてきたらそこで終わりという調子なので、誰かと一緒に行くのには向かないと自分でも思っている。
旧柳生藩家老屋敷という案内が出ていたが、行って見るとコロナで奈良市に警戒警報が出ているので一昨日から休館になっていた。
芳徳寺という寺は小高い山を登ったところにあり、柳生家の菩提寺であるという。拝観料は200円なのだが、山門の所に賽銭箱のような箱がおいてあり、各自で入れるようになっている。のどかなものである。寺に登る道の両側からしきりにセミの声が聞こえる。ミンミンゼミやツクツクボウシ、ヒグラシの声を聞くと山に来た感じがする。
寺自体は広くないが、本堂には仏像や柳生宗矩像があり、資料室には文献資料なども展示されていた。
芳徳寺を出た後、あたりをぶらつき少し疲れてきたので帰路に就いた。家に帰ってネットを見ると、他にも見るところはありそうだったが、また次の機会に。
最後に下の写真。散策していた時、道端に咲いていた花(かどうかも分からない)だが、これは何だろうか。