朝の通り雨
金曜の朝、いつもの通り朝の散歩で家を出ると、空は曇り空。少し歩くとサーっと降って来た。いわゆる通り雨というやつで、それほど強い降りではなかったが、朝から濡れていくのもためらわれたので、少し歩いて帰宅。万歩計の歩数たった763歩。写真も一枚だけ。
今日は読書の話を書くことにする。今は子供にとっては夏休みのど真ん中にあたるが、私が子供時代の読んだ本の中で子供の夏休みのの印象が強いものは、日本の本では以前にも書いた坪田譲治の善太・三平もの、海外の本では、アーサー・ランサムのツバメ号シリーズである。確か小学校の3年生くらいで読んだと記憶している。
ツバメ号シリーズ
子供時代に読んだ海外の本は、以前に「マルコヴァルドさんの四季」を紹介したが、ツバメ号シリーズの方は世界中にランサムの同好会があり、日本でも関連のホームページがいくつもあるなど、国内外で広く愛読されている全12巻にわたるシリーズである。
内容は、英国の湖水地方を中心に、ウォーカー家の四人きょうだいとナンシーとペギーの姉妹、それから第4巻から登場するディックとドロシアのきょうだいも加わって湖での航海を楽しんだり、無人島を探検したり、海に出たりといった冒険の物語である。
下の写真は、私が小学生時代に読んだ本であるが、表紙はこのような帆船のシルエットが描かれたもので、巻によって色違いになっている。
ツバメ号シリーズの魅力
このシリーズの内容については、かなりマニアックところまで、様々なWebサイトで紹介されているので、ここでは子供時代によんだ私の感想を記したい。
本は私のために12冊まとめて親が買って本棚に並んでいたのだが、ずらりと並んでいるその様子に圧倒されて、読まずにそのままになっていた。それが何となく気が向き手に取って読みかけたら、一気にランサムの世界に引きずりまれていた。遠い海外の話なのに、これだけ物語の中の子供たちと一体化して話に入っていけたのは、やはりストーリーテラーとしての作者の腕が抜群なのだろう。それから登場する子供たちの描き分けが実に巧みであり、ひとりひとりが個性的な魅力ある存在として描かれていることも素晴らしかった。
もうすこし具体的なことについても触れたいが、また別の日に。