土曜日の朝
今日から月が変わって6月。梅雨はまだ先なので、初夏の雰囲気だ。6時頃から朝の散歩に出かける。田植えが近いのか、田んぼには水が入り、横に苗が置かれている。身近な景色にも季節の移り変わりが感じられる。
貯水池に白いサギが数羽とまっていた。サギは冬によくいる印象があるが、暖かい季節にも結構いるのだった。
府民の森むろいけ園地へ
今日は天気もいいのでしっかりと歩いてみようと、大阪府民の森むろいけ園地、そしてその近くにある大阪公立大学付属植物園に足を運ぶことにした。
むろいけ園地は、なるかわ園地のツツジのような名物となる花などはないが、森の中に散策路が通っており、自然の中にいるという実感を味わいながら歩くことができる。好きな場所なのだが、行き帰りに交通量の多い国道163号線を通らなくてはならないので、年に1回くらいしか行かない。
駐車場にはかなり車が停まっているので、今の季節、ちょっと体を動かすためにやってきている人も多いのだろう。
むろいけ園地は野良猫が多い場所で、餌やり禁止の張り紙が掲示してあったりする。勝手な餌やりは園でも困っているのだろう。去年訪れたときは、さくらねこTNR活動を実施しているという掲示もあったが、今日はもうなかった。猫も入口のところで1匹見かけたが、数が減っていたようだった。
園地の入口のところに、ピンクと白の花がきれいに咲いていた。横に花の名前が書いたプレートがあって、「ハコネウツギ」と書いてあった。
見ていると黒いアゲハチョウが飛んできてとまった。ピンクの花に黒い蝶という取り合わせはなかなかいい。
入口から入って少し歩いたところに「森の工作館」という子ども向けの施設がある。今日は人気がなかったが、野外活動などもやっているのだろうか。建物の中はきれいに整頓されている。
ここは少し高い場所にあるので、気温も少し低いのだろうか。あまり暑すぎず、特に季節の花を植えたりしてあるわけではないが、散策路を歩くと気持ちがいい。湿地帯の上にも通り道が作られていて、自然観察しながら歩くことができる。家族連れや夫婦で来ている人もいた。
春には桜がきれいらしいが、今の季節、花はほとんど咲いていなかった。ただ湿地帯に黄色い花菖蒲が色鮮やかに咲いていた。
入り組んだ形をしている大きな池があり、4つの部分に分かれているが、まとめて室池と呼ぶらしい。園地の案内をネットで見ると水辺自然園となっていた。
1時間ほどのんびり歩き園地を出て、大阪公立大学附属植物園に向かった。