大和高原へ
日曜日で天気がいい。初夏の陽気だが、暑すぎることもなくちょうどいい感じだ。大和高原の方に行ってみたくなったので、バイクで出かけた。名阪国道横のわき道を通って福住から都祁の方に出て、宇陀の方に向かう。久しぶりに曽爾高原からみつえ高原牧場あたりまで行ってみようかと思った。
国道369号線を進む。途中で左に平成榛原子供のもり公園があるのでちょっと立ち寄ってみた。ここはのんびりしていて好きな場所だ。駐車場の横を通ると、宇陀川の川べりに大きなカメラを持った方々が3,40人ほどたむろしている。撮影しようとお目当ての鳥が姿を現すのを待っている様子だ。川ではカワウが存在を主張するかのように潜ったり羽ばたいたりしているが、もちろん皆さん見向きもしない。私はデジカメで1枚撮影。
少しの間そばで見ていたが、お目当ての鳥は現れないようなので、公園の方に向かった。4月前半に来た時はしだれ桜の花が川べりを覆っていたが、今はすっかり新緑に包まれている。
芝生広場を歩くと、晴天の日曜日なのでバーベキューを楽しむ家族連れがたくさん訪れている。新型コロナでの自粛中は、このあたりも人が少なかったが、活気が戻ってきたようだ。
菟田野の方へ
公園をしばらく散策して、またバイクのところに戻ったが、ここから曽爾までまだかなり距離があるので、遠出するのはやめて、道を右の方に曲がって菟田野から大宇陀の方に向かった。菟田野には、奈良カエデの郷ひららがある。ひと月ほど前の春紅葉がいちばんきれいな時期に足を運んだのだが、横を通るので寄ってみた。
春はかえでの新芽が美しいが、さすがに初夏となり、その時期は過ぎている。ただ春に赤く染まる葉と緑の葉のコントラストが青空の下に映えていい景色だ。
ここは様々な品種のカエデが植えられており、すべて木の下に品種名の書かれたプレートが立てられている。しゃれた名前や変わった名前もあっておもしろい。
これは「CANDY ICE」という品種名。白っぽくて、言われてみればイメージ通りという気もする。
下の写真の細長く葉が伸びているのは「関西琴の糸」。
次は「燕換」。「えんかん」と読むのだろうか。
下の写真のカエデは、ごく普通の品種に見えるが、「狂竜」という物々しい名が付いていた。
旧宇太小学校の校舎では、教室を借りて写真の撮影などやっていた。この場所もいつ来ても心が落ち着く空間だ。カエデの郷ひららを出た後、帰りにうだアニマルパークにちょっと寄って帰路についた。