寒波
寒波がきて気温がぐっと下がるという予報。今日は木曜で仕事休みの日なので、いつもより遅く7時半頃から朝の散歩に出かけた。風があり寒い。氷が張っているかと思ったが、まったくその気配はなかった。まだ朝の冷え込みは真冬並みではないということだろう。
いつもの風景。この散歩コースを歩くと、いつも家の前にいる三毛猫君。
遮断機が下りて近鉄電車が通り過ぎるのもいつもの風景。黄色と白のツートンカラーの近鉄特急ビスタカー。
天理を歩く
なぜか年の暮れになると、天理の町を歩いてみたくなる。天理といえば天理教の町。秋にバイクで通った時は布留川沿いの通りの銀杏並木が美しかったのだが、さすがにもう葉は一枚もなくすべて散り落ちている。教会本部近くの広い駐車場にバイクを置き、あたりを歩いた。アーケード街は平日とあって閑散としている。
大神殿も、正月やおぢばがえりなどの行事のときは賑わうのだろうが、人が少ない。空は晴れ、東の山々が神殿の向こうに見える。
天理参考館
大神殿から通りを隔てて南側に天理大学附属の天理参考館の建物がそびえる。何度となく目にした建物だが、今まで入場したことがなかった。今日はふと入ってみる気になった。
天理参考館は、世界各地の生活文化資料・考古美術資料を収集・研究・展示する博物館だ。パンフレットによると、「海外に渡り天理教を広めようとする人々が諸外国の生活習慣や歴史などの知識を深める」という目的で、天理教の二代真柱が昭和5年に創設したとのことだ。
入館料は500円からJAF割引100円で400円。動画とフラッシュを焚いた撮影はNGだが、普通に写真を撮るのはOKとのこと。のんびり見て回ろうかと思って入館したが、展示が半端ではなく多い。大阪万博記念公園の国立民族学博物館に行った時、展示数がすごいと思ったが、民族学博物館緒所蔵数が約34万点で、参考館が約30万点だというから、負けていない。1,2階が「世界の生活文化」3階が「世界の考古美術」というテーマで、展示物がぎっしりと詰まっている感じだった。
今日は平日ということもあってか、広い館内を回っているのは私だけだった。これだけの収蔵品を集めるには莫大な費用がかかっただろうなどと思う。
それでは目についたものの中からいくつか。これはパプアニューギニアの精霊像。
朝鮮半島のお面。
台湾の帆掛け筏「テッパイ」。
バリ・ヒンズーの造形。
地中海の陶器。
ひととおり見て回り、帰りになら歴史芸術文化村に立ち寄って帰宅した。