ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2022 晩夏の風景 ③

8月最後の日曜日

 日曜の朝。昨夜はまったく寝苦しいことがない快適な睡眠がとれた。ネットで調べると、奈良の夜中の気温は23℃くらいだった。25℃を超えるとかなり暑い。2,3℃の違いでこれだけ感覚が変わるのだと思った。

 朝の散歩は城跡から堀端の道を抜ける、土日によく通るコース。城跡横の蓮の花はまだきれいに咲いていた。どこかで紹介されていたが、自然に生えたものだということだった。

堀に咲く蓮の花

 いつも横を通る堀には、最近水鳥の姿が見えなかったが、今朝はカイツブリが4羽ほどかたまって泳いでいた。この鳥は近づくとすぐ潜ってしまうのでなかなか写真に撮れない。少し離れた場所からなんとか撮って、帰って見ると姿が違う。これは親子なのだろうか。

カイツブリの親子?

 堀端の道を抜けたところには赤と黄のオシロイバナ。すこしくたびれた感じになっていた。

オシロイバナ

唐古・鍵遺跡史跡公園

 午前中のうちに、近場でもうひと歩きしようと思い、今日は唐古・鍵遺跡史跡公園まで出かけた。この前足を運んだのが4月3日で、唐古池の周りの桜並木が満開だったが、同じ場所でも花があるとないでは全く景色が違うのだった。

花の無い桜並木

 この公園は、4年前にリニューアルされたものだが、芝生広場のような場所が広がり、目立った建物は池の周りの楼閣が一つだけというシンプルなレイアウトになっているのがいい。

遺跡のシンボルのような楼閣

 唐古・鍵遺跡史跡公園を出た後、その西側にあるしきのみちはせがわ展望公園を歩いた。ここは大和川の両岸に小さな公園が点在しているというだけで、公園であることも知らない人が多いのではと思う。

 公園に展望台があり、上がって周囲を眺めてみると、改めてここは盆地で、周囲が山であることに気づかされる。

東の大和高原の方を望む

 川の土手のところにきれいに花が咲いていた。これは自然のものではなく、前の家の方が育てておられるのだろう。赤いカンナの色がひときわ鮮やかだった。

川べりに咲く赤いカンナ