ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

雨あれこれ

雨の朝

 昨日の夜から降り続いている雨が朝になってもやまない。いつもの習慣で6時45分頃から少しだけ傘をさして外を歩くが、かなり薄暗い。10分くらい歩いて帰宅した。下の写真は二日前の朝の散歩の時に撮った散歩コースの写真。朝の散歩中なので7時前後である。冬の田が広がり、東には大和高原の山々が見える。

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田畑の冬景色

雨の降り方を表現する言葉

 雨の降り方を表現する擬態語はいくつかあるが、今日の雨は「ざーざー」でも「ぽつりぽつり」でもなく「しとしと」がぴったりくる。ただ、時おり少し雨脚が強まるときがあって、「しとしと」と「ざーざー」の間の擬態語があればいいのだが、ぴったりくる言葉がない。日本語は雨そのものを言い表す語彙は豊かだが、雨の降り方を表現する擬態語は意外と少ない。「しとしと」にかなり広い守備範囲を受け持ってもらうしかないのである。

雨の歌

 11月12日のブログにも書いたが、雨の歌の話。J‐POPでも演歌でもフォークソングでも、雨の歌というのは世にあふれるほどあるので、今日は童謡。童謡で、雨をテーマにした昔からの定番といえば「あめふり」と「雨」だが、その世界は対照的だ。まず「あめふり」。

 あめあめふれふれかあさんが じゃのめでおむかいうれしいな ピッチピッチチャップチャップランランラン 

 「じゃのめ」とは「蛇の目傘」のことで、昔の傘。擬態語の使い方がすばらしく、雨が楽しく感じられる。続いて「雨」

 雨がふりますあめがふる 遊びにゆきたし傘はなし 紅緒の木履も 緒が切れた

 「木履(かっこ)」とは下駄のことだが、なんとも物悲しい世界だ。ちなみに作詞者は両方とも北原白秋。詩人、歌人として活躍し、童謡も数多く残した多才な人である。発表の時期は違うが、あえて全く趣きの違う雨の歌を書き分けたのだろうか。

冷える夕方

 雨は仕事に出る時間になってもやまず、雨具を着てバイクに乗って行った。天気は一日中すっきりせず、日中も風が強く吹き、夕方になって冷えてきた。明日はかなり寒い一日になるという予報が出ている。どうやって過ごそうか。

 写真が少ないと寂しいので、火曜日に馬見丘陵公園で撮ったものを二枚。上は葉がすっかり落ちて実だけが残ったハナミズキ。下は仲良く泳ぐキンクロハジロとオオバン。

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葉を落としたハナミズキ

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キンクロハジロとオオバン