風と体感気温
今日は土曜日なので、少し遅く朝食をとって、7時過ぎから外を歩いた。朝はかなり冷え込むとの予報で、実際奈良の7時の気温は1℃くらいだったのだが思ったほど寒さは感じない。昨日の夕方は気温は7℃くらいあったのだが、風が強かったのでたいへん寒かった。天気もよく青空が広がっている。
いつもの散歩コースで写真を撮ろうとポケットからカメラを出すと、なんとバッテリー切れ。充電は忘れずやっているのだが、何かで電源が入りっぱなしになっていて使う時になってバッテリーが切れていることがたまにある。そういう時に限って撮りたいものが目に入る。残念だが朝の写真は無し。
石切へ
外出しようと思うが、さすがに気温が低くバイクで遠くに行く気はしないので、電車に乗って行く。今日の行き先は石切神社。正式名称は石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)というが、関西では「いしきりさん」と言えば通じる。コロナもあって、ここにも3年くらい来ていないので久しぶりである。近鉄の石切駅で降り、難波寄りの出口から出て右に曲がると石切参道商店街が見えてくる。
石切参道商店街
石切駅から石切神社へ行く場合、坂道をずっと降りて行くことになるのだが、道の両側には百店以上の商店が並んでいる。どれも昔ながらの店の構えなのだが、まず目立つのが占い館がいくつもあることである。一つの店に何人もの占い師がブースを構える店もある。私自身は60歳になるまで占師に占ってもらったことは一度もないが、ここは占いの一大スポットとなっていて、それを目的に訪れる人も多いようだ。
少し参道を神社の方に下ると、占いの館の数は減り様々な店が姿を見せる。麺類などを出す食堂に、和菓子、漬物、乾物、団子、甘栗、煎餅、飴、佃煮、七味唐辛子などの食べ物系の店。また漢方薬の店や陶器、印鑑などを売る店、それに結構多かったのが婦人服店。そういった店がずらりと軒を連ねていて、雰囲気は昭和のままだ。そう広くもない参道である。コロナの流行のピーク時をよく持ちこたえてきたものだと思う。
石切劔箭神社
参道商店街を過ぎると右手に石切劔箭神社が見えてくる。この神社は元来「でんぼの神様」と言われてきた。「でんぼ」とは関西弁で「できもの・腫れ物」のことだが、そこから広く病気治癒にご利益があるということになっている。神殿の前には「百度石」という小さな石柱が二つ立っていて、かなりの人数の参拝者が手に白いこよりを持ってその間をぐるぐる回っている。知らない人が見ると何かと思うが、これは「お百度参り」をやっているのである。お百度参りとは、心願成就のために同じ神社に百度参拝することだが、百度石を回るのは、これの簡略版と言える。私は神殿の前で普通のお参りだけして、引き返した。
※この続きは明後日くらいに