ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

青春18きっぷ日帰り旅2024 ~ 舞鶴編 ③

赤れんがパーク

 一昨日、昨日の続きです。

 赤れんが博物館から少し歩いたところが赤れんがパークの中心。ここは赤れんがの倉庫群がいくつも建ち並んでいる。その中は展示室やカフェ、イベントホールなどとして使われており、舞鶴観光の拠点となっている。

赤れんが倉庫群

 その前に寄った赤れんが博物館の展示もよかったが、やはり建物がずっと建ち並んでいるのはいい。

赤れんがの建物が続く

 赤れんがパークは全部で8棟ある。そのうち2号棟が舞鶴市政記念館となっていて、舞鶴市の歴史を知ることができる。うまく建物を活用しているという印象だった。

舞鶴市政記念館

 2号棟1階の奥の部屋では、「平和のための舞鶴の戦争展」という催しをやっていた。第30回とあったので、長年続いている催しなのだろう。会期が7月27日から29日の3日間だったので、たまたま訪れた日が会期にピンポイントで入っていたことになる。

 反戦平和の訴えを中心とした展示で、たいへん充実したものだった。かつて軍港都市として発展したこの地でこういった展示会を行うことに意味があるのだろう。

平和のための舞鶴の戦争展①

平和のための舞鶴の戦争展②

舞鶴引揚記念館

 赤れんがパークを出て、その後向かったのが舞鶴引揚記念館。ここは訪れるのが初めてで、かなり離れた所にあるのでバスで移動しなければならない。事前に調べると、東舞鶴駅から引揚記念館方面を通るバスが1時間に1本くらい出ているようなので、バス時刻に合わせてバス停に行った。バスの乗客は数名いたが、引揚記念館前で降りた乗客は私一人だった。車で舞鶴を訪れた人は寄って行くが、わざわざバスに乗って訪れる人は少ないのだろう。

舞鶴引揚記念館

 舞鶴といえば、第二次世界大戦後、旧ソ連などからの引揚者を乗せた船が入港した港として知られている。「岸壁の母」という歌は実話をもとにしたもので有名だ。引揚記念館では、シベリアでの抑留生活を知る資料や引き上げに関する写真や当時を想起させる模型などが展示されている。ここも、反戦平和というものが基本的なスタンスとなっている施設だ。

引揚記念館の展示

抑留生活

 記念館を出て少し上ったところに引揚記念公園があり、海の展望もよく、モニュメントなども建っているようだったが、あまりに暑かったのでそこには行かなかった。下の写真は記念館の駐車場から見た海側の風景。

 またバスで東舞鶴駅まで戻り、帰路についた。

引揚記念館の向こうは海