ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2年ぶりに大阪へ ~ 其の二

夜中の雨

 夜中にかなり雨が降ったが、明け方にはやんだようだ。朝の散歩に出かけると、東の空に黒い雲が残っているが、日の光がのぞいている。今日のブログは昨日の続き。(長くなるので3、4日に分けます。)

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雨上がり朝の空

天王寺動物園

 なぜ天王寺に来たかというと、急に動物園に行きたくなってきたというのが理由だ。関西圏で動物園といえば天王寺動物園が老舗である。大阪に出るのは2年ぶりだが、動物園はもっと久しぶりだ。子どもが小さい頃は年に一回くらい訪れていた。家にある昔の紙の写真を見ると、この動物園で撮ったものがあるのだが、パソコンに残っているデジタルカメラのデータにはない。カメラをデジタルカメラに替えたのは2002年からなので、20年間は来ていないことになる。

 天王寺公園を抜けるとすぐ動物園の入口がある。入場料は大人500円、小中学生200円、入学前の幼児は無料。これはかなり安いように思う。夫婦で小学生の子ども二人連れて遊びに来ても1400円。あべのハルカスの展望台大人一人分の値段以内で収まってしまう。ちなみに年間パスポートは大人2000円。

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天王寺動物園

 入場券売場の外に「ゾウはいません」という大きな掲示があった。ゾウがいないからといって引き返す人もいないだろうが、動物園の目玉の動物なので、入ってから子どもががっかりしないための配慮か。入場したのが10時頃。9時半開園で、平日なのだがそこそこ人はいる。小さな子供を連れた母親や幼稚園の団体が来ていた。未就学児無料というのはありがたい。

なぜか最初は猫

 園内に入って真っ先に目に入った動物は一匹の猫。ちょこんとベンチの横に座っていた。二十年ぶりに動物園に来て、最初の動物の写真が猫かと思いながらも撮影した。動物園の飼い猫なのか、迷い猫なのか。

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天王寺動物園の猫

様々な動物たち

 動物園自体の雰囲気は昔のままだが、見やすくするための獣舎の配置などの工夫がかなりされているようだった。昔よく訪れていたとき、目立つ動物は前回来た時の姿を覚えていて、元気でやっているなといった感じで眺めていたのだが、二十年間が空けばおそらくほとんどの動物は入れ替わっているだろう。国内最長寿のゾウが3年前に死んだというニュースもあった。猫の写真だけではさすがに寂しいので、動物の写真を3枚ほど。

 いちばん上はエランド。一見してシカのようだがウシ科の動物で、首の下の胸垂(きょうすい)と呼ばれる皮膚の垂れさがりが特徴だという。この首のたるみがなければもっと格好いいのにと思ったが、自然の摂理なのでしかたない。

 二番目がメガネグマ。歩き方がヨタヨタしていて獣舎の中につくられた段差を上るのに苦労していた。横で見ていた老夫婦の夫の方が、この熊は前はもっと元気に動き回っていたのに年寄りになってあかんなどと話していた。そう思って見ると顔つきも老人のように見えてくる。

 最後はライオン。ライオンやトラはみな昼寝中だった。ゴロゴロしているというのは人間の勝手な思いで、夜行性の動物だから仕方ないのだろう。

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エランド

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老いた?メガネグマ

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昼寝中のライオン

 

※明日に続きます