朝の散歩
土曜日の朝、休日なので少し遅く家を出て散歩する。木々の間の道を通ると落ち葉が地面を覆い、秋の終わりを感じさせる。堀端の道を通ると堀の中のカルガモがいちだんと増えていて、ざっと数えたところ百羽は確実に超えている。
今朝は犬の散歩をしている人にやけに出会った。毎朝犬を連れて朝の空気を吸って歩く。いかにも健康的な生活という感じがする。
春先は、エアコンの室外機の上にいつもキジトラ猫が座っていたのだが、6月頃から姿が見えなくなった。それが最近、黒猫がその場所に座るようになった。猫にとって居心地のいい場所なのだろうか。
柳生から笠置へ
今日は紅葉を見るために笠置へ行った。正暦寺の横の山道を上り、柳生の方から回っていったのだが、正暦寺も紅葉の名所とあってすごい人出である。無線機とマイクを手にした人が何人も車の誘導をしている。せっかくの景観もこれでは落ち着いて楽しめないだろうと思う。
柳生でちょっと寄り道して散策。ここも8月に来たのだが、今ごろの方が風情があっていい。コロナのために夏は閉館だった旧柳生藩家老屋敷が開いていたので、入ってみた。建物の入口の所に菊の鉢が置いてあった。秋の花といえば菊なのだが、この秋はあまり見なかった。また、庭の紅葉もよかった。下の写真のように、黄色っぽく色づく種類のようだが、風景に調和していた。
笠置山の紅葉
笠置は山全体が修験道の行場であり歴史は古い。紅葉は、まさに今が見ごろという感じで、人も普段よりは多いが興趣をそがれるほどの人出ではなかった。また今日は山内慶事のため入山料は無料だった。たった300円のことだが、知らずに行ったので得をした気持ちになる。写真は何枚か撮ったが、いちばん赤く染まっていたものを一枚紹介する。
笠置寺の山門の近くに小さな休憩所があるのだが、そこに干し柿がつるしてあった。少し前につるしたものとつるしたばかりのものがある。柿の色は何か心を落ち着かせてくれる。
帰りはは行きと同じ道から戻った。正暦寺の前を通ると、2時過ぎだったが、さらに人出が増えていて駐車場に入れない車が待っていた。紅葉はここも見ごろを迎えているようだった。