ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

近鉄フリーきっぷの日帰り旅 2026春 ~ 斎宮

斎宮へ

 近鉄フリーきっぷの日帰り旅の3日目は、斎宮。桑名編と鳥羽編を2回に分けたので、一昨日の日曜日の出来事になります。

 最初の2日、かなり歩いたので、軽めのコースと思い選んだのが斎宮。ここは2年前の2月に初めて来て、のどかでとてもいい場所だった。私は同じ場所を再訪するのが好きで、2回目に訪れて、その場所のイメージが頭に定着するというところがある。

 ここは駅名の斎宮が、そのまま史跡の名前になっている。斎宮とは斎王の宮殿のこと。斎王とは、昔、天皇が即位する際に、伊勢神宮の天照大神に仕える巫女として選ばれた皇女のことだ。ちなみに斎宮は「さいくう」と読む。

 斎宮駅は無人駅だ。駅を降りると広大な芝生の広場があり、このあたり一帯が史跡だ。目の前に広がるのが跡全体を十分の一に縮小した模型。

史跡全体模型

 駅に着いたのが8時半頃で、施設が開くのがすべて9時半なので、史跡のいちばん遠くにある斎宮歴史博物館までまず歩いた。博物館前まで来てまだ開館時間前だったので、周辺を散策。紅白の梅の花がきれいに咲いている。これは紅梅。

紅梅

 そして白梅。朝だが春のような温かさで、芝生の上を歩くと気持ちいい。

白梅

斎宮歴史博物館

 やがて開館時間になり入館。私が一番乗りだったが、連休中ということもあって、来館者が何組かあった。ただ、伊勢神宮のあたりとは違って静かなものだ。

 今日は常設展示以外に企画展もやっていた。展示はたいへん充実していて、映像展示室では「斎宮群行」「斎宮との出会い」というそれぞれ20分弱の映画が45分置きに交互に上映されている。2年前に来た時も見たが、どちらもしっかりと作られた映像資料だ。

 常設展示室Ⅰでは、平安時代の記録や歴史書、王朝文学から分かる斎王の生活や様々な儀式についての展示があった。下の写真は斎王の居室の復元展示。

常設展示室Ⅰ

 常設展示室Ⅱでは、遺跡の発掘調査や出土した遺物から分かる斎宮の姿についての展示があった。土器復元パズルなどの参加型展示もあり、考古学を身近に感じられるように工夫されていた。

常設展示室Ⅱの展示

 これは鳥形硯。なんとなく気に入ったので紹介。羊形硯もあった。

 「天地の神を祈りてー伊勢神宮そして斎宮ー」と題された企画展も、他の博物館からの貴重なものが多く展示されておりよかった。こちらは撮影がだめなので、写真はなし。

鳥形硯

いつきのみや歴史体験館

 博物館から駅の方に戻り、入ったのが「いつきのみや歴史博物館」。ここは前に来た時は改修中で休館だった。今回はしっかりと開いていた。

いつきのみや歴史体験館

 ここは無料の施設なのだが、とても充実している。これは展示されていたひな人形。

ひな人形

 盤双六や貝覆いといった古代の遊びも無料で体験できるようになっている。盤双六は単純そうで奥が深い遊びのようだった。

古代の遊び

 平安時代の香の匂いを体験できるコーナーもあったので、やってみた。画面を押すと、その香の香りが漂ってくる。

 史跡内には他にもいろいろな場所があり、ひととおり回ると昼過ぎになったので、この日はこれくらいにして帰路についた。

香りを体験