大仏鉄道遺構巡り
まだまだ寒い日が続く。今日は土曜日でしっかりと歩こうと思い、大仏鉄道の遺構を歩いてきた。
大仏鉄道は、明治時代の鉄道会社「関西鉄道」が加茂と奈良を最短距離で結んだ約10キロの路線の愛称だ。明治31年に開業し、開業当初は利用客も多かったようだが、明治40年に現在の関西本線の開通によって廃線になった。現在は、線路は残っていないものの、橋脚や隧道が残っていて、隠れた人気ハイキングコースとなっている。私もなぜか寒い季節になると歩きたくなり、年に1回今の時期に訪れる。加茂から奈良まですべて歩くと13㎞くらいになるが、さすがにきついので、半分の6㎞ほどまで歩くことにした。
加茂で下車し、線路に沿って歩くとすぐ見えてくるのがランプ小屋というレンガ造りの遺構。これは鉄道開業時に駅の油庫として建てられたものらしい。私はレンガ造りの建物が好きなので、何度見てもいい。

加茂からのコースは、ところどころに大仏鉄道用の道標が立てられており、初めてでも迷うことはない。JRの踏切を越えて、野道を歩く。あたりは田畑が広がっている。気温はあまり上がっていない。体感は6,7℃くらいだろうか。歩いている人はいない。道の横に石地蔵がぽつんと立っている。

石地蔵のあった場所から少し歩くと線路にぶつかり、そこにあるのが観音寺橋台。そのすぐ横に、今使われているJRの線路が並行するように走っている。下の写真の手前が観音寺橋台で、奥が現役のJRの橋台。

ちょうど橋台の下を通りかけたタイミングで、列車がやってくる音が聞こえたので撮ってみた。急いで撮ったので、あまりきれいに撮れていない。残念。

観音寺橋台を過ぎると、風景は見通しのいい田園風景から、両側に木々が茂る通りに変わっていく。竹林の中を道が通っているような場所もある。

しばらく歩くと鹿背山橋台が見えてくる。こういう遺構を見ると、昔の土木建築の技術はしっかりしていたのだと感じる。

鹿背山橋台を過ぎ、少し歩くと道は開けた広い通りに出る。通りを進んで横道に入り、見えてくるのが梶ヶ谷隧道。レンガ造りでなかなか趣がある。

梶ヶ谷隧道から少し進んだところにあるのが赤橋。御影石とレンガを組み合わせて造られていて、大仏鉄道の遺構の中ではいちばんの人気スポットらしい。このアングルがきれいに見えるのだが、写真に撮ると手前の交通標識が写りこんでしまうのが残念。
赤橋のすぐ近くに大仏鉄道公園という公園がある。その横を通って20分ほど歩くとJRの木津駅に着くので、ここで切り上げて木津からJRに乗って帰った。
