ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2025年 秋の浄瑠璃寺と当尾の里

朝の風景

 昨日は雨模様で気温も上がらず、一気に晩秋の気候になった。今日も朝から肌寒いが、10月前半までが暑すぎたので、これで平年並みだろうか。木曜日で仕事休みなのでのんびり気分で朝の散歩に出かけた。天気は回復して青空。今の季節はセイタカアワダチソウが我が物顔に空き地に繁茂している。ススキと同じ場所にせめぎ合うようにして生えていたりする。

セイタカアワダチソウとススキ

 貯水池の横のアサガオが咲いているゾーンにも、セイタカアワダチソウの黄色い花が侵食している。

アサガオとセイタカアワダチソウ

浄瑠璃寺へ

 今の季節足を運びたくなる場所がいくつかあって、浄瑠璃寺もその一つ。天気がいいので出かけてみた。ちょうど着いたのが10時頃で、参道の土産物屋も店を開いているところだった。猫が多い寺だが、これは参道で見かけた黒猫。なかなかいい面構えをしている。

黒猫

 今日は境内にやけに人が多かった。どこかの中学校の団体と、私より少し上のリタイアした年齢の方々の団体、それから夫婦で参拝に来ている方や写真を撮りに来ている方などもいた。これは国宝の三重塔。

三重塔

 寺務所の前に猫が数匹たむろしており、受付の前に座っていたり、仲良くじゃれあったりしている。寺で飼っている猫なのだろう。ここの猫は、下の写真のように、サバ白と呼ばれる毛色が多いが、キジトラ猫もいた。

浄瑠璃寺境内にいた猫

当尾の石仏と大仏鉄道遺構

 浄瑠璃寺を出て、当尾の石仏巡りのコースを歩いた。暑い季節は汗びっしょりになるのだが、今は歩くのにちょうどいい。浄瑠璃寺からの坂道を下りる途中に野菜の無人販売所がある。一袋100円。

無人販売所

 今日は笑い仏のところまで行って引き返してきた。笑い仏というのは通称で、「阿弥陀三尊磨崖仏」というのが正式名称。

笑い仏

 こういう歌碑が途中にある。泉涙暮という方のもの。加茂に生まれた詩人ということは、後で調べて知った。「父母に 呼ばれて仮に客にきて こころおきなく 帰るふる里」とある。

歌碑

 当尾を歩いたら、朝の散歩と合わせてほぼ1万歩になっていた。帰りに大仏鉄道の遺構のあたりに寄ってきた。こういう赤レンガのちょっと古い建造物は何回見ても見飽きない。これは梶ヶ谷隧道。

梶ケ谷隧道

 これは赤橋。昼頃になって気温も上がってきて、日が当たっているところはぽかぽか陽気になった。

赤橋