霊山寺のバラ
今日は霊山寺まで出かけた。霊山寺は行基や弘法大師にゆかりがある歴史ある寺でだが、バラがすばらしいので、ここ数年、今頃の季節に足を運んでいる。バラ園は、昭和32年に当時の住職が、戦争体験から世界平和を願って開園したことに始まる。二百種二千株を超える世界各国のバラが咲いている。
バイクで富雄川沿いに北上すると、左手に霊山寺の案内が見える。まだ10時前だったが、バラの季節なので、駐車場はいっぱいだった。ただ、バイクや自転車でやって来る人は少ないのか、駐輪所は余裕だった。
受付で拝観料を払って境内に入ろうとすると、今年は入口のところにきれいなバラの花手水が飾ってあった。
バラ園は、境内に入ってすぐ右手に進んだところにある。二つのエリアに分かれているが、どちらもいっぱいにバラの花が咲いていて、植え方にも趣向が凝らしてある。私の見た中では、いちばん華やかなバラ園ではないかと思う。
バラの花の色は白と、黄色から赤の間なのだが、一口に赤といっても、品種によって様々な赤がある。そんなひとつひとつの花が集まって、庭園を彩っている。
ここの庭園のバラは、すべてプレートに品種名と原産地の国名が記されている。バラは、名前も華やかなものが多い。それではいくつか紹介。
やや濃い目の黄色の花で、ゴールデンメダイヨン。原産地はドイツ。
くっきりとしたピンクの花で、マダム・イサーク・ペルーレ。原産地はフランス。
やや薄いピンク色の花で、スパニッシュビューティー。原産国はスペイン。
白いバラも上品な感じでいい。これはアメリカ原産の、ホワイトマスターピース。
オレンジ色がかった赤い花で、レディローズ。原産地はドイツ。
赤に黄色の斑が入ったような花で、絵日傘。原産地は日本。
最後、ワインレッドに近い濃い赤の花で、パパメイヤン。原産地はフランス。
二百種のバラのほんの一部だが、これくらいで。