春の斑鳩を歩く
今日は火曜日で普段は仕事の日だが、木曜に出勤する代わりに休みになった。朝から雨模様で4月中旬にしては肌寒いが、晴れて来たので外出ついでに斑鳩の方を歩いた。斑鳩といえば秋の景色が美しいが、春ものどかな感じでいい。
法輪寺の横の駐車場にバイクを停めて歩く。ソメイヨシノより少し八重桜が、寺の塀の上からのぞいていた。
駐車場前の道路の向こうの畑が、菜の花で黄色く染まっている。菜の花畑の黄色というのも景観の中でかなり目立つ。
立て看板があって、「菜の花栽培実証展示圃場」と書かれていた。農業関係のプロジェクトの一環らしいが、何にしても景色に彩りを与えてくれるのはいい。
このあたりに来たら、いつもいかるが溜池の方に向かい、運動も兼ねて、池周りを一周する。途中の畑の横に赤紫の花と白の花を咲かせる灌木があった。赤紫の方はハナズオウ、白はリキュウバイ。これは後で画像検索して出てきた。
いかるが溜池
いかるが溜池の周りには、きれいなソメイヨシノの桜並木がある。一度満開の時期に来ようと思っているのだが、桜は隠れた名所が多すぎて、毎年時期を逃してしまう。今日も、もうすっかり散って葉桜になりかけていた。
冬はマガモの群れがいるのだが、もう旅立っている時期なので1羽もいない。池周りの景色は、とりたてて何があるというわけでもないのだが、すっきりしていていつ来てもいい感じだ。
今日見かけた水鳥は、一応冬鳥なのだが今の季節になっても残っているオオバン、それからアオサギ。
カワウも2羽仲良くとまっていた。
いかるが溜池から法輪寺の方に戻り、法隆寺方面への遊歩道を歩くと、歩道脇の畑に青い花が咲きかけていた。アヤメ系の花の区別は自信がないのだが、これはジャーマンアイリスだろうか。季節がどんどん動いて行くのを感じた。