ルーブル彫刻美術館へ
近鉄フリーきっぷ日帰り旅の3日目。2月24日(月)のできごとです。
近鉄の週末フリーきっぷは3日間使えるので、月曜日も休みとって空けたのだが、土日歩きすぎて足が疲れたので、あまり歩かない場所を訪れることにした。というわけで思いついたのがルーブル彫刻美術館。知らない人はどこにあるのか分からないと思うが、近鉄大阪線の奈良県から三重県の方に向かう電車に乗っていると、榊原温泉口にさしかかったあたりで、突如進行方向左側に金色の大観音像と彫刻群が見えてくる、あれだ。
これはフランスのルーブル美術館の姉妹館として竹川勇次郎という方が、1987年に資材を投じて建設されたとのこと。展示作品は、ルーブル美術館を中心として、大英博物館など他の有名美術館のものもある。実際にルーブルの作品の実物から型を取り、完全復刻にあたったという。
大和八木から急行に乗り、榊原温泉口で下車する。月曜日の午前中で、通勤、通学時間帯を過ぎた頃だったので、電車は空いていた。ちなみに、榊原温泉は駅からは5キロほどかかる場所にある。
駅から5分ほど歩くと美術館に着く。下の写真のような説明書きが張ってあった。ちなみにあの大観音像は、美術館に隣接する寶珠山大観音寺のもの。
カエルの像が
駅の方が裏手にあたるので、正面に回る。美術館の入館料が1500円でお寺の入山料が800円だが、共通券でまとめると2000円となるらしい。ちょっと迷ったが、寺の方はやめて美術館だけにしておいた。なお、美術館の運営・管理は大観音寺が行っているようだ。
なぜか寺の入口のすぐ横に、カエルのオーケストラの像がある。なぜここにカエルなのかは謎だ。
博物館入館
博物館に入館した。月曜日の朝で、入館者はちらほらといった感じ。展示物はさすがで、大きな展示室が1階と地下1階の2室あり、そこに美術作品が文字通り所狭しと並べられている。撮影はすべてOKとのこと。
もちろんすべて複製なのだが、これだけのものを揃えるにはどれほどの労力がかかったのだろうかと思う。こういった胸像もたくさんあった。
中央でどんと大きく目立っているのは、十一面千手千眼観世音菩薩。これは大観音寺との関係もあるのだろう。
これはロゼッタ・ストーン。
これは円盤投げ像。展示物の大半が、実物から直接型をとったものなので、迫力がある。
1時間ほど観て美術館を後にした。なお、この3日間の電車運賃は、普通に乗ったら合わせて1万1千円ほどになる。5千円のフリーきっぷで十分元は取ったのだった。