津へ
近鉄フリー切符日帰り旅の2日目です。したがって、2月23日、日曜日の出来事ということになります。
ここ数年で鳥羽、二見ヶ浦、伊勢神宮、松阪、湯の山あたりの風光明媚な場所はすでに訪れたので、足を運んでいない場所に行こうということで、津を訪れることにした。津は三重県の県庁所在地だが、町を歩いたことはない。
前日の大王崎より近いので、1本遅い大和八木6時44分発の急行に乗った。もうすっかり明るくなっている。
津城跡
伊勢中川で乗り換え、津のひと駅前の津新町で降りたのが8時13分。なぜここで降りたかというと、津城跡にまず行ってみようと思ったからだ。津城は続日本100名城に選ばれている。ちなみに三重県では日本100名城に選ばれているのが松阪城と伊賀上野城で続100名城は、津城と田丸城と赤木城が選ばれている。
駅から15分ほど歩き、市役所から道を隔てて向かいに津城跡はあった。私は伊賀上野城と松阪城も訪れたが、やはり石垣の高さなども含めて肩を並べるところまではいかない。
私は市役所側から入ったが、そのあたりは西の丸跡で、日本庭園になっていた。日曜の朝だが、散策する人などはおらずがらんとした感じだ。整備はしてあるものの、なんとなく地味な感じの城跡だという印象。
これは入徳門という門。江戸時代後期に創設された藩校の講堂の正門だったようだ。
天守閣は残っていない。本丸跡にはひときわ大きな像があり、これは藤堂高虎の像。高虎は津の藩祖で、戦国武将としても有名な人物だ。
これは本丸跡の入口にあたるところに建っている三重櫓。昭和30年代に建てられたもの。
グーグルマップで津城跡の場所を検索していた時、訪れた人のレビューに、鳩の糞が多過ぎるというのがいくつかあった。清掃はされている感じだったが、確かに城跡の各所に、白い鳩の糞の跡らしきものが残っていた。フン害への対処も難しいのかもしれない。
城跡の横に、さびれた建物があった。これはつい最近まで市の施設だったようだ。
建物の前に1匹の猫が座っていた。人慣れしている感じだった。耳カットはされていないようなので、保護猫ではないのかもしれない。
津城跡を出て、海を見たいと思い、海岸の方に向かって歩いた。大通りは片側2車線ずつあり中央分離帯も広く確保されている。この通りはフェニックス通りといい、中央分離帯にファニックス(カナリー椰子)の並木があり目立つ。海岸まで30分ほど歩いた。
☆明日に続きます!