ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2024年 晩秋の風景 ④

初冬の気候に

 昨日から気温がぐっと下がって、晩秋を通り越して一気に初冬のような気候になった。奈良県の朝は冷えるので、朝の散歩の時も上から着こむ感じになる。

 冬場にカモが渡ってくる散歩コースの貯水池には、ここのところ1羽もカモの姿が見えない。今朝はアオサギが1羽だけ立っていた。この場所によくいる常連。

常連のアオサギ

 

 池の横の空地に咲くアサガオは、まだまだ勢いが衰えずに咲いている。よく見ると、青紫色だが、濃い色とやや薄めの色の2種類があるように見える。

アサガオ

 ふと散歩コースの壁際に、ウキツリボクの花が少しまだ残っているのに気づいた。これも花期の長い花で、真冬以外ほぼ一年中咲いている。

ウキツリボク

 空き地の草むらには白黒の猫。この猫は近くの家の飼い猫らしいが、草むらが好きなようで、よく草の中から顔を出すようにして見ているのだった。

いつもの猫

陶芸館のアジア陶器

 ここからはこの前の日曜日の話。

 信楽まで紅葉を見に出かけた時、陶芸の森の陶芸館で、「躍動するアジア陶器」という特別展をやっていたので観てきた。ちなみに入館料は850円(JAF割引で770円)。入ったところに大きな案内のパネルがあった。

躍動するアジア陶器

 

 「町田市立博物館所蔵の銘品から」とサブタイトルがある。町田市立博物館は収蔵物が豊富な博物館だが、5年前に施設の老朽化などで一般公開を終えたらしい。今回の特別展は写真撮影すべてOKというのがなかなかいい。

 出展作品数は150点ほど。気に入ったものを撮りながら回った。

 これは灰釉兎形壺。町田市立博物館のマスコット的存在と表示に書かれていた。12~13世紀のもので、国名はクメールとあった。クメールとは現在のカンボジアの元になった王朝。

灰釉兎型壺

 これは中国の加彩陶器。中国産で紀元前というから古い。色合いがよかった。

加彩陶器一式

  これは中国の清の時代の文瓶というもので、ガラス製。

文瓶

 これは灰・黒褐釉人形水注というもので、クメール産。人の形になっていて、なんとなくユーモラスな感じがする。

灰・黒褐釉人形水注

 これは黒陶刻文壺。タイ産で、紀元前2000年とあった。ものすごく古い。

黒陶刻文壺

 これは鉄絵龍鳳文壺。中国の元の時代のもので14世紀。

鉄絵龍鳳文壺

 陶芸館の入口のところのギャラリーでは、「森で生まれた東南アジアの美」という展示会をやっていて、こちらは入場無料。東南アジアの現代作家の作品を出品してあるとのことだった。

森で生まれた東南アジアの美