初冬の気候に
昨日から気温がぐっと下がって、晩秋を通り越して一気に初冬のような気候になった。奈良県の朝は冷えるので、朝の散歩の時も上から着こむ感じになる。
冬場にカモが渡ってくる散歩コースの貯水池には、ここのところ1羽もカモの姿が見えない。今朝はアオサギが1羽だけ立っていた。この場所によくいる常連。
池の横の空地に咲くアサガオは、まだまだ勢いが衰えずに咲いている。よく見ると、青紫色だが、濃い色とやや薄めの色の2種類があるように見える。
ふと散歩コースの壁際に、ウキツリボクの花が少しまだ残っているのに気づいた。これも花期の長い花で、真冬以外ほぼ一年中咲いている。
空き地の草むらには白黒の猫。この猫は近くの家の飼い猫らしいが、草むらが好きなようで、よく草の中から顔を出すようにして見ているのだった。
陶芸館のアジア陶器
ここからはこの前の日曜日の話。
信楽まで紅葉を見に出かけた時、陶芸の森の陶芸館で、「躍動するアジア陶器」という特別展をやっていたので観てきた。ちなみに入館料は850円(JAF割引で770円)。入ったところに大きな案内のパネルがあった。
「町田市立博物館所蔵の銘品から」とサブタイトルがある。町田市立博物館は収蔵物が豊富な博物館だが、5年前に施設の老朽化などで一般公開を終えたらしい。今回の特別展は写真撮影すべてOKというのがなかなかいい。
出展作品数は150点ほど。気に入ったものを撮りながら回った。
これは灰釉兎形壺。町田市立博物館のマスコット的存在と表示に書かれていた。12~13世紀のもので、国名はクメールとあった。クメールとは現在のカンボジアの元になった王朝。
これは中国の加彩陶器。中国産で紀元前というから古い。色合いがよかった。
これは中国の清の時代の文瓶というもので、ガラス製。
これは灰・黒褐釉人形水注というもので、クメール産。人の形になっていて、なんとなくユーモラスな感じがする。
これは黒陶刻文壺。タイ産で、紀元前2000年とあった。ものすごく古い。
これは鉄絵龍鳳文壺。中国の元の時代のもので14世紀。
陶芸館の入口のところのギャラリーでは、「森で生まれた東南アジアの美」という展示会をやっていて、こちらは入場無料。東南アジアの現代作家の作品を出品してあるとのことだった。