奈良カエデの郷ひらら
そろそろ紅葉シーズンだ。私は紅葉が好きなので、毎年ここというところには足を運んでいる。今年残暑が秋までずっと続いていたので、色づきは平年より遅い。今日は奈良カエデの郷ひららに行った。ここは宇陀の山の方にあるので他の場所より半月ほど紅葉が早い。去年は11月2日に行って、ほぼ色づいていた。
バイクで桜井から宇陀に出て、道の駅宇陀路大宇陀にバイクを停めてひと休み。いつもよりバイクがたくさん停まっている。今日は11月にしては暖かく、絶好のツーリング日和だ。いつもはここで宇陀松山の町を歩くのだが、まだ足底腱膜炎の痛みが残っているので自重して、カエデの郷ひららに向かった。
カエデ園に入る前に、旧宇太小学校の校舎を歩いた。ここはいつ来ても、昭和の香りが漂っていていい。
ヒヨドリが1羽、校舎にまぎれこんでいたのか、階段のてすりにとまっていた。
今日は校舎の1階で、「中村大心写真展~石工佐吉 縁の地をつないで」という写真展をやっていた。中村大心さんというのは県内のアマチュア写真家で、江戸末期に日本一と称された石工、丹波佐吉が手がけた石造物を撮影しているとのこと。写真は仏像と狛犬が中心だった。たまたま来た時にこういう催しをやっていると得をした気になる。
紅葉はまだ色づきはじめ
カエデ園に入って見ると、紅葉はまだ早かった。赤く色づきかけといった感じで、紅葉のピークは11月下旬にかかったあたりだろうか。やはり平年よりかなり色づきがかなり遅いようだ。
とはいえ、ここは1200種のカエデが栽培してあるカエデ王国ともいえる場所なので、きれいに染まっている木もあった。いくつか紹介。
これは朝日錦。少し青葉交じりだったが、明るい赤に染まっていた。
これは「SUNVALLEY」。同じ赤でも濃い落ち着いた赤。
これは「GREEN MIST」。葉が細く、地面を這うようにして枝が伸びている。
これは「端午紅」。まさに真紅に染まっている。
これは「東大寺」。まだ色づきかけといった感じ。
カエデ園の奥にはビニールハウスがあり、そこでカエデが栽培されている。少し大きくなった木は、植木鉢に入ったまま置かれている。こちらの小さいカエデの方が、色づきが早いように見えた。
園内を歩き、紅葉を味わって、帰路についた。