お盆の墓参り
お盆の休みも後半に入った。昨日は家の者と墓参り。うちの家では年に4回、彼岸と盆と暮れに墓参りをする。したがって、春の彼岸とお盆の間がいちばん長い。墓の周りも雑草が生えたり、汚れたりしている。暑さもあって、ひととおり掃除すると汗びっしょりになるのだった。
吉野山へ
今日は吉野山の方に足を運んだ。最近あまり行っていないように思っていたが、ブログを見返して見ると、去年の4月後半に来て以来だった。
直線距離でいちばん近いのは、24号線から169号線を南下するルートだが、今日はちょっと気分を変えて、明日香から県道(険道)15号線を通り、芋峠を越えるルートで行った。
下千本駐車場にバイクを停める。桜や紅葉の季節はすごい人出になるが、今はがらんとしている。そのまま中千本の方に向かって歩いた。お盆で世間は休みが多いだろうが、人通りはほとんどない。
さらに歩くとロープウェイ乗場があるが、動いていない。吉野山のロープウェイは、火、水、木は定休日だとのこと。黒門をくぐると土産物や食べ物屋などの店が増えてきて、歩いている人もちらほらと見える。
いつも通り、金峯山寺に寄ってお参りする。蔵王堂というのは金峯山寺の本堂。いつ見ても圧倒されるような建物だ。
これは蔵王堂の横にある愛染堂の愛染明王像。名の通り、愛を成就する霊験あらたかな明王であるとか。
これはその隣の観音像にある阿難尊者と迦葉尊者の立像。
金峯山寺を出て、多宝塔のある東南院の横を通って歩くと、このあたりが吉野の本通りで、食べ物の店も多い。さすがに盆休みなので人がそこそこ入っていた。
そこから右に曲がり上り坂を歩くと、喜蔵院、桜本坊、竹林院といった寺がある通りにさしかかる。寺宝巡りの企画で、吉野山では、指定された寺では境内に入り仏像などを拝観できる。下の写真は桜本坊の山門の仁王像。
柴犬が飼われている家があって、この辺りを通るといつも寝そべっていた。久しぶりなのでもういなくなっているかと思ったら、今日ものんびりと昼寝をしていた。こういったどうでもいいことを覚えていたりする。
黒いアゲハチョウが飛んでいた。クロアゲハなら珍しくないが、やけに羽が青緑色に色づいている。後で調べると、これはカラスアゲハかミヤマカラスアゲハという種類のようだ。この2種類のどちらかは分からなかった。昆虫に詳しい方なら、この写真だけで分かるのだろうか。
体力に余裕があれば奥千本の方まで行こうかと思ったが、歩き疲れたので無理せず帰路についた。