鉱山資料館など
昨日の続きです。
生野銀山の坑道巡りを終え、敷地内にあった鉱山資料館と吹屋資料館、そして外にあった生野鉱物館にも入ってみた。どれも充実した施設だった。鉱山資料館では江戸時代の銀山の様子を描いた絵や坑内模型などが展示してあった。坑内模型を見ると、昔の人々が機械もない中でどれだけ深く掘り進んでいったかが分かる。
下は大正時代に使われていた水力発電設備。
「吹屋」とは江戸時代に幕府に献上する上納銀を作るための施設とのこと。吹屋資料館ではそういった関係の展示があった。ここでも登場するマネキン人形たち。
生野鉱物館では、生野や日本各地で算出した数多くの鉱物見本、そして生野銀山の歴史と文化をテーマにした展示もあった。鉱物見本の数はたいへん多く、好きな人ならどれだけでも見ていても飽きないのではと思った。
思い出の記録博物館
銀山をひととおり回って、寄り道しながら駅まで行こうと自転車で戻りかけたところで目についたのが「思い出の記録博物館」。ここは普通の民家を改装して作られた手作りの博物館らしい。私はこういうのはが好きなので、入ってみた。日帰り旅では、こういった予定外のものに出会うのがいい。
入ると館長さんが顔を出し、入館料は初回が500円で2回目以降は200円だと説明を受ける。もちろん初回なので500円払い中に入る。中はいくつか部屋があり、館長さんが個人で集めた展示品がぎっしりと並んでいる。下の写真の部屋では、額に入った漫画家直筆の絵がずらりと並んでいた。
昔懐かしいフィギュアなどが並んだ部屋。
なつかしいアイドルの写真やスターの載った映画雑誌なども。
企画展と題された絵画を展示してある部屋もあった。
下の写真のような感じで、部屋に20点ほど作品が置かれている。作者の五十川良というのはここの管理人さんだろうか。そんなことも含めて、聞いてみたいことがあったが、あまり長居すると帰りの電車を逃してしまうので、出発した。
帰りに志村喬の生家跡などに少し寄りながら駅に戻ると、もう列車の時間が迫っていた。銀山だけでなく、生野の町もなかなかいい町だと思いつつ帰路についた。