いつもの風景
昨日と一昨日の晴天から、今朝は少し雲が出てきた。まだ今日1日は持ちそうだが、天気は西から崩れていくのだろう。いつも通り朝の散歩。特に変わった所はない。いつもの散歩コースは田畑の中だが、里山の美しい自然が広がるというわけでもない、まさに無印の風景という感じ。
家庭菜園に薄いピンクの花。これはジャガイモの花だろうか。素朴な花。
さすがに5月に入ってこの気候で、冬鳥のツグミを見かけることはなくなった。今朝見かけたのはムクドリ。これもまさに無印の鳥。
神野山へ
午前中家にいると、だんだん晴れてきた。ちょっと山の方にでも行きたい気分で思いついたのが神野山。高い所は肌寒い時期には行く気にならないのでちょうど今の季節に行きたくなる。ふと去年の今頃はどうだったかとブログを見返すと、なんと同じ5月5日に足を運んでいる。年が変わっても考えることはあまり変わらないのだった。
神野山は「こうのやま」と読むが、知らない人はたいてい1回目では読めない。「かみのやま」とか「しんやさん」とか。私の住んでいるあたりからは、バイクだと正暦寺の横の裏道を抜けて行くと早い。
めえめえ牧場に入るとこどもの日で親子連れが多い。上の駐車場にバイクを置き、山頂に向かって歩く。やはり下界よりは少し涼しい。
山頂の展望台に上るといい眺め。奈良方面、そして三重方面に視界が広がっている。空は曇り気味だが青空ものぞいている。
山頂から少し山道を歩いた。ヤマツツジが咲いているが、少し散りかけたくらいだろうか。
前に来た時、ここから鍋倉渓の方に下りたら、下の道路からめえめえ牧場まで戻るのにかなり歩いたので、そちらには行かず、神野寺の方に向かって歩いた。茶畑が青々とした姿を見せている。
少し坂を下りたところにあるのが神野寺。落ち着いた朱の門をくぐって中に入る。さすがに参拝客は私だけだった。
神野寺の鐘はまだ新しく、「平成の鐘」と命名されている。これは戦時中に鐘が供出されてなくなっていたのを平成元年に地元の有志によって復興されたことから名づけられたという。
時代を感じさせる本堂にお参りしてきた。聖武天皇の時代に行基によって建立されたと伝えられているので、なかなか由緒のある寺だ。まあ、行基はいろいろな場所に出没するのだが。
この寺の境内にもシャガの花が咲いていた。白い素朴な花の姿が山寺になかなか似合っていた。
続きのめえめえ牧場編も少しあるのだが、また話題が少ない別の日に。