ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

春の信貴山、高安山へ

好天の朝

 昨日はすこし雨が降ったが、今日は一日好天のようだ。ただ、週末の土日は雨予報が出ている。最近休日に雨が多いような気がするがしかたない。

 朝の散歩は貯水池の多いコースを歩いた。このコースはここのところあまり歩いていなくて、2週間ぶりくらいになる。いつもの風景。近鉄電車が通り過ぎる。

近鉄電車が通過する春景色

 今日、目についたのは畑の中の藤の花。きれいに咲いている。この前歩いた時はなかったが、2週間も間が空けばこの季節、景色は一変する。今の季節の花はたくさんあって、咲いているのを見て、あの花もあったと思い出したりする。

藤の花

 少し離れた木の梢の上に大型のサギが数羽とまっているのが見える。かなり細い枝にもとまっている。鳥は見かけよりも体重が軽いのだということを実感する。

サギの群れ

信貴山、高安山へ

 今日はしっかりと歩こうと思い、信貴山の方に行った。高安山のケーブル駅があるあたりは気に入っている場所で、年に3回くらいは足を運んでみる。のどか村の裏から歩いて往復すると、起伏もありちょうどいい運動になる。暑い季節は汗みどろになるので、ちょうど今頃の気候がいい。

 のどか村は木曜が定休日というので、あたりは静かだ。バイクを置いて山道を歩いて行く。今日はハイキングの人には出会わなかった。

新緑の中を歩く

 この前来たのは12月だったのでかなり風景は変わっている。新緑の中、光がまぶしい。下の写真の白い花は何だろうと思い、帰ってから画像検索すると、ウワミズザクラというらしい。桜の名はついているが、様子は違う。

ウワミズザクラ

 山の中なので花は少ないが、1本だけ、きれいに咲いている桜があった。咲き遅れたのか、遅咲きの種類なのか。

遅咲きの桜

 歩いていると、眼下に墓地が見えてくる。ここには二つの大きな霊園がある。同じ道のりのはずなのだが、日によって距離の感覚が違ったりする。今日は比較的近く感じられた。気候のせいか。

眼下に墓地が見える

 信貴山ケーブルの高安山駅の脇に展望台があり、ごじゅうからガーデンという手作りの標識がある。ここはご夫婦で花の世話をしておられると聞いていたが、今日は手入れををしておられるところだった。季節の花では、白い花がきれいに咲いていた。見ていると、ご主人が、「シャガの花がきれいに咲いていますやろ」と話しかけてこられた。シャガの花。なかなか上品な花だ。

シャガの花

 黄色い花が咲いていて、これには「黄梅」という手書きの札がつけられていた。蝋梅と似ているが、別の花だ。

黄梅

 ここの展望台は表示も手作りで、心やすまる空間となっている。隠れた人気スポットらしく、いつ来ても先客がいる。今日も上ったら、男性が一人、すでにくつろいでおられた。一度この空間をひとり占めできる時に来てみたいと思っているのだが、またの機会にと思って帰路についた。

展望台の表示も手作り