ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

真冬の二上山に登る ~ 其の一

今日は休み

 昨日は木曜だったが仕事に出たので、今日はその振り替えで休み。寒さもゆるみ、気持ちのいい朝となった。いつもより遅めの7時10分頃から朝の散歩に出る。30分違うと明るさが全然違う。散歩コースのいつもの風景を何枚か紹介。

 1枚目は朝日を受けて走る近鉄電車。手前に群生したヒメガマの穂が爆発しているのが見える。

近鉄電車とヒメガマの穂

 ハッサクの実が今朝見るとすっかりなくなっていた。収穫されたのだろう。いつも目に入っていた黄色い色がなくなってみると、少し寂しい気もするのだった。

ハッサクの実も穫り入れられて

 上空を白いサギが飛んでいるので、ぱっとカメラを向けてみたら、珍しく画面に入ってくれた。こんな感じで飛んでいるのかという感じ。

白いサギが飛んでいく

 田んぼの中を、何か動いている。田んぼの色と一体化して見えにくいが、撮って見るとケリだった。冬場でも田畑の中をうろついているのだろうか。

田んぼの中のケリ

二上山へ

 今日は1月としてはかなり暖かくなる予報が出ている。ちょっと山の方にでも行って歩いてみようと思い、頭に浮かんだのが二上山。この山は、奈良県と大阪府にまたがる山で、手軽な山登りのハイキングコースとして山道も整備されている。私がこの前登ったのは5年以上前だ。手軽な山とは言え、500m近く登ることになるので足が持つかと思ったが、明日明後日休みなのでいいかと思い、足を運んでみた。

 道の駅ふたかみパーク當麻の駐車場にバイクをとめ、登山コースに向かって歩く。以前登ったコースとは逆に、祐泉寺の方から登ることにした。

道の駅ふたかみパーク當麻

 二上山は上る人が多いからか、登山口まで、道の随所に案内表示があって、方向音痴の私としては大変ありがたい。

随所に案内表示がある

 道は民家があるあたりから、次第に山の方に近づいていく。池があって、キンクロハジロの群れが泳いでいた。私の家の近所ではこの鳥はほとんど見かけないのだが、生き物の生態は不思議なものだ。

キンクロハジロの群れが

 やがて道は山道となる。道の脇に祠があり、その横にお地蔵さんが3体並んでいる。花も供えられている。

山道にお地蔵様が

 そこから少し登っていくと、祐泉寺がある。この寺は天台宗の寺院のようだが、寺院らしい本堂が建っているわけではない。晩秋には紅葉がきれだというが、もうすっかり落葉している。寺の脇に下の写真のような門があり、通って行くとさらに山道が続いている。

祐泉寺の横を抜ける

 このあたりから山道は舗装されていない道になっていくが、階段などが設置されている所もあり、登山道というよりハイキングコースのような感じで整備されている。真冬の平日なのにすれ違う人が結構多い。かなり高齢と見える方も元気に歩いておられた。

山道はよく整備されている

 時おり、道の脇の草むらでガサゴソ音がする。鳥のようだ。1羽、やけに鮮やかな色の鳥がいた。撮って帰ってから画像検索するとソウシチョウという鳥で、外来生物らしい。あまり歓迎されない鳥なのだった。

ソウシチョウ

 かなり足が疲れてきた頃に開けた場所に。ここが馬の背で、雌岳と雄岳に続く道が左右に出ている。

馬の背

☆其の二に続きます。