ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

冬の信貴山・高安山へ

厳寒

 今日は休みをとった。今週は土曜日曜、仕事ではないのだが用事で出かけなければいけないので、ちょっとひと息入れておこうという感じだ。

 朝起きると寒い。7時の奈良の気温が氷点下1.2℃で、冷え込んでいる。朝の散歩は7時20分頃からにした。田んぼには一面白く霜がおりている。鳥が動いているのが見える。ムクドリにしては大きいので撮ってみるとケリだった。今頃の季節にもいるのかと思った。

霜の降りた田んぼにいるケリ

 今朝は少し足を延ばして佐保川の方まで歩いた。赤い実の木が生えている。赤い実の木や灌木は多い。今朝見たのはクロガネモチとナンテン。クロガネモチの方が、葉の色も実の色もくっきりした印象がある。

クロガネモチ

ナンテン

 佐保川にはカモがたくさん泳いでいた。すべてカルガモだ。そしてカルガモの間にダイサギが立っている。互いに気にせずその場にいるという様子だ。

佐保川のカルガモとダイサギ

信貴山・高安山へ

 今日は昼間は気温が10℃以上まであがるという予報が出ていたので、山の方を歩いてみようと思い、信貴山方面に出かけた。高安山のケーブル駅のあたりは時々訪れたくなる。バイクと徒歩で行く場合、ルートは2通りあるのだが。今日はのどか村の裏手から山道を40分ほど歩くコースを選んだ。アップダウンが多いので、往復すると結構な運動になる。

 のどか村の裏手にバイクを置き、山道に入る。地道だが歩きやすい。すれ違った人が腰に鈴をつけていたが、イノシシなど出るのだろうか。

 高安山霊園を右手に見ながら歩くと道は高架下を通り、木の階段を上っていく。

道は高架下を通る

 道をさらに登っていくと、一つ目の展望台が見える。白と赤に塗り分けられたしゃれた展望台だが、土台が腐食しているとかで上ることは禁止されている。構造自体、いかにも安定性が悪そうに見える。

上ってはいけない展望台

 この展望台を少し過ぎた辺りに道標があって、高安山ケーブル駅まで1.5㎞と書かれているが、アップダウンがあるので、体感的にはもう少し遠い感じがする。

高安山駅まで1.5㎞

 時間は11時頃で、気温はまだ低いようだが歩いているので寒さはあまり感じない。天気がいいので気分はいい。左手は木々が茂り、右手には高安山霊園がずっと広がっている。

山道を歩く

 さらに歩いて行くと、左手に二つ目の展望台が見える。この展望台は上れるが、前方に木が茂っているので視界が悪く展望台の役割を果たしていない。できた当初は木が生えていなかったのだろうか。

展望できない展望台

 そこから少し歩き信貴山ケーブル高安山駅前に到着。駅には発車前のケーブルが停まっていた。

信貴山ケーブル

 いつも通り、ごじゅうからガーデンの展望台に上る。標識は手作り感があり、いつ見ても心が温まる。

ごじゅうからガーデンへ

 ここの展望台は隠れた名所なのか、いつ来ても誰かいる。今日は12月の平日なのでさすがに私一人かと思っていたら、先客がいた。私と同じくらいの年の男の人で、ベンチに座ってくつろいでおられた。私も少し風景を眺めて帰路についた。

ごじゅうからガーデンの展望台