土曜の朝
今朝は比較的暖かい朝だった。散歩に出ると空は曇っている。雲があった方が、夜中に放射冷却が起こらず気温が下がらないそうだ。
町の中から裏通りを歩く。ブランコとすべり台があるだけのシンプルな児童公園の横を通った。私の小学生の頃から、50年以上ほとんど変わっていない。
道路脇の植え込みの灌木の上の方の葉が赤くなっている。これは紅葉ではなく新しい葉のようだ。何の木か分からない。植物に関しては誰でも知っているようなことを知らなかったりする。
散歩コースのウキツリボクの花が増えてきた。チロリアンランプの別名の通り、灯りが並んでいるような雰囲気がいい。花期が長く6月から10月というが、花期の終わり頃に花が増えることもあるのだと思った。
大阪ベイエリアへ
今日は好天で気温も24℃くらいまで上がるという。どこかに出かけようと考えていたら、海が見たくなってきた。これから寒くなっていくと、海という気分ではなくなるので、今日を逃したらあまりいい機会がないかもしれない。というわけで、大阪のベイエリアの方に足を運ぶことにした。大阪の街は久しぶりだ。
朝8時台の大和路快速大阪行きに乗って、西九条で乗り換え、列車は久宝寺、天王寺あたりから急に混みだした。桜島線に乗り換えても混んでいる。これは大半がUSJが目的の乗客だろう。ユニバーサルシティ駅で8割くらいの乗客が降りた。
私は終点の桜島まで乗り、天保山渡船場まで歩いた。安治川を天保山側に渡船で渡るというルートだ。桜島で降りた乗客も他に目的地があるのかやって来ない。あれだけたくさんの乗客がいて、自分一人だけがこちらに歩いているというのが気持ちいい。渡船場からの眺めは絶景。対岸に大観覧車、海遊館の建物、その前に大きな遊覧船が泊まっている。少し曇っていたのが残念。
10時発の渡船に乗って対岸へ。大阪の渡船は橋の代わりなので無料だ。ちょうど着いたときに、乗務員の方が数人で点検をしておられた。
桜島側から天保山側に渡った。春先に渡船巡りをしたときは次の渡し場を目指したが、今日は海遊館の方角に向かった。
海遊館のある天保山マーケットプレースの入口にはキリンのオブジェが。何かと思ったら、すべてレゴでできているのだった。
海遊館には入らず、あたりを散策。ここから見ると、当たり前だが、今度は桜島側が対岸になる。なかなかいい眺め。
海遊館もさすがにセンスのいい建物。対岸からでも目立つが近くで見てもいい。
海遊館裏のサンセット広場にあったのが、このマーメード像。デンマークのコペンハーゲン港と大阪港の文化交流の印として寄贈されたという。
海岸沿いに歩いて行くと、港に海上保安庁と書かれた船とともに大阪府警の船もあった。府警が船を持っているとは知らなかった。海上に逃げた犯人を追跡したりするのかなどと思ったが、それは刑事ドラマだけか。
☆其の二に続きます!