ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

馬見丘陵公園のダリア

曇り空の朝

 曇り空の朝となった。今日は仕事が休みの日なので、少し長めの散歩コースをゆっくり歩いた。キバナコスモスが勢いよく咲いている。普通のコスモスには水彩画ような味わいがあるが、この花は色の厚みといったものが違う感じがする。

群生するキバナコスモス

 柵の上にスズメが数羽とまっていた。スズメはいちばんありふれた鳥だが、昔に比べるとかなり数が減っているらしい。ある調査では、私の生まれた1960年頃と比べると数が9割くらい減っているとのことだった。

柵の上のスズメ

 畑の横に、百日草と千日紅が植えてある場所があり、百日草の方はかなり色あせてきているが、千日紅はまだ元気に咲いている。5月から11月頃まで開花期が続くというから、息の長い花だ。

まだまだ元気な千日紅

馬見丘陵公園のダリア

 今日は馬見丘陵公園に行った。2週間前に来たばかりだが、ダリアの見頃にそろそろ入る時期だというので足を運んでみた。ダリアは9月末から10月いっぱいくらいは咲いているが、開花期間の後半になると、元気がなくなっている花が増えてくるので、早めの方がいい。

 この前来た時には、夏から秋への衣替えの最中だったのだが、今日はもう秋になっていた。木々の葉も少し色づきかけ、ハナミズキが赤い実をつけている。

赤い実をつけかけたハナミズキ

 梢のあたりに鳥の姿が見える。シジュウカラか、最近覚えたホオジロかと思ったが、違う気もする。とりあえず撮ってみた。帰ってから調べると、どうやらヤマガラのようだ。これも普通にいる鳥らしい。

ヤマガラ

 公園の北エリアの大型テントの近くにはハクセキレイがいた。夏、この色をしているのはメスというのも最近覚えた。この鳥はうちの近所でもよく見かける。

ハクセキレイ

ダリア園

 お目当てのダリアだが、もうきれいに咲いていた。時期的にはこれから開花するものもあるようだが、見る分には十分である。平日だが人もそこそこ来ていて、立派なカメラを持って写真を撮っている方もいた。色々な品種があるが、すべて花の下のプレートに名前が記されている。いくつか紹介。

 最初の花は「ハミルトンジュニア」という。青空に橙色がきれいに映えていた。健康的なイメージの花。

ハミルトンジュニア

 次の花は「さえずり」と名が付いていた。あまりダリアっぽくない花の形だが、この花にはやけにチョウが集まっていた。なにか虫をひきつけるものがあるのだろうか。

さえずり

 三つめの花は「宇宙」。真っ赤な花で、ダリアの王道をいくといった感じ。

宇宙

 最後の花は「爽」、黄色いダリアだ。ダリアも色とりどりだが青色はない。研究開発で青いダリアもできているようだが、陽光の中で咲いている姿を想像すると、何か違和感がある。

 今日は暑すぎず、なかなかのウォーキング日和だった。