ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

夏の終わりの神野山へ

8月の終わり

 今日は明日仕事に出る代わりに休みだ。8月も今日で終わりなので、夏の終わりの日という感じが強い。

 朝から青空が広がっている。今日は昼間は真夏並みに気温が上がるらしい。いつもより少し遅く朝の散歩に出かけた。ツバメが青空を背景に電線にとまっている。ツバメはいつ去ってくのか。あまり考えたこともなかったが、漠然と秋が深まる頃とすると、姿を見られるのもあと1,2か月だろうか。ツバメが去る頃になると冬の鳥がやってくるのだろう。

青空を背景に

 田畑の中の道を歩くと、道の脇にある柿の実が、少し色づきかけていた。これも青空に映えてなかなかいい。

青空に映える柿の実

 畑の横に植えてあったヒャクニチソウ(百日草)の赤と黄色の花が、これもきれいに青空に映えて咲いている。ちょっと盛りを過ぎた感じもするので、最後の輝きといったところだろうか。

ヒャクニシソウ

神野山へ

 天気予報で、最高気温35℃の予報が出ていたので、ちょっと涼しい所へと思い大和高原の方に出向くことにした。立夏の5月5日に行った神野山を目指して正暦寺の横の細い裏道を通ってバイクで上る。県道80号線に出て西に進み、水間トンネルを抜けると気温が下がった気がする。道の脇にはキバナコスモスが咲いている。

キバナコスモス

 田んぼの稲もすっかり色づいている。山間部の方は、穫り入れも早いのだろう。うちの近所の田とはひと月ほど季節が違うようだ。

色づいた稲穂

 布目川を越えて少し走ると、右に曲がると神野山という標識がある。標識にしたがって山道を走っていくと、右手にめえめえ牧場に通じる坂があるので入って行く。神野山の色々な施設は水曜日が休みであるようで、中には入れるが人がいない。山頂まで登ろうと思い、羊のいるあたりを通り過ぎ上の駐車場にバイクを置いた。

駐車場から西の山々を望む

 せっかくなので羊の写真も撮った。こうやって体を寄せ合っている様子など、穏やかな動物の代表としてふさわしい雰囲気を持っている。

めえめえ牧場の羊

 駐車場のそばから山頂への道がでている。15分ほどの道のりでよく整備され、道標などもところどころに立っている。

道標にしたがって登る

 誰もいないと思っていると、上から四十代くらいの夫婦と見られるお二人が下りてきた。また、山頂にも男女がいて、ものすごく大きな捕虫網を持っていた。私も子どもの頃は虫とり少年だったのだが、あんな大きな捕虫網を使うとは知らなかった。何をねらっていたのだろう。

 5月に来た時はツツジがきれいに咲いていたが、今は花はなかった。8月の末といえば比較的花の少ない時期かもしれない。展望台に上ってきたが、今日は山頂でもそこそこ暑かった。山頂あたりを少し散策して帰路についた。

神野山山頂