今日は休み
夏季休暇というものを何日かとれるので、お盆の翌週の今日を休みにして、明日と合わせて連休にした。盆明けの暑さが残る時期にちょっと余裕をというわけで、これは正解だった。
朝から散歩に出かける。一時期のように早朝からの日差しの強さは感じないが、歩くと少し汗をかく。田畑の中の道を歩くと用水路の中にカエルの姿。これは多分ツチガエル。少し行った所の貯水池には大きな奴がいて、これはウシガエル。いつもの光景。
田んぼの上に。猛禽類に似せた鳥除けカイトがぶらさがっている。動いている時には本物のワシかタカのように見えるが、風がない時はどこか間が抜けている。
畑のイチジクの実が赤くなりかけている。家庭菜園のような感じなので、熟したものから順にもぎ取って食べるのだろうか。あの甘い味は私は好きだが、人によって好みが分かれる果実かもしれない。
藤原宮跡から明日香へ
今日は南の方に行ってみようと思い、藤原宮跡から明日香へと足を延ばした。藤原京は平城京遷都までの十数年間、日本の首都となった場所だ。歴史的にはたいへん重要な場所だが、私は奈良県に住んでいながら、この年になるまで今までしっかりと訪れたことがなかった。
訪れた印象は、広々とした原っぱ。観光地的な施設や復元された昔の建物などは一切なく、草が生い茂っている。昔の宮殿門跡などに列柱が建てられているだけで、あっさりしたものである。
秋になると咲き乱れるコスモスで有名だが。まだその季節には早い。ただ、蓮池の蓮の花が残っており美しく咲いていた。個人的には世界遺産に登録されてから急激に整備が進んだ平城宮跡より、こちらの方好きだ。奈良県としては世界遺産登録を目指しているようだが、もしそうなって余計な建物が建ち並ぶなら、今の方がいい。
この都はいわゆる大和三山(香久山、畝傍山、耳成山)に囲まれるような位置にある。上の写真にあるように、蓮池の南西のすぐ向こうに香久山が見え、北に耳成山、南東に畝傍山が見える。いにしえの都の位置としてはすばらしい。昔は現在のように間に建物がはさまることがないので、三つの山に守られるといった雰囲気がもっと出ていたことだろう。
藤原宮跡を出て、そのまま南に進むとすぐ明日香になる。甘樫丘の横の道を過ぎて、石舞台古墳の手前、飛鳥歴史公園のところの駐輪場にバイクを置く。このあたりが好きで、一度気に入った場所ができたら同じ所に来てしまうのだった。平日とあって人の姿は少ない。親子連れがいないと思ったら、今は8月から2学期が始まるので、そろそろ夏休みも終わりなのだった。
芝生広場の横を通って、稲渕の方に向かって少し歩いた。川沿いの道を歩くと羽が黒いチョウトンボがたくさん飛び回っていた。大量にいるということは、何か生息しやすい環境があるのだろう。きれいだったので1枚。少し歩いたところで帰路についた。