ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

吉野路黒滝村へ

晴天

 今日は金曜日だが、昨日仕事に出た代わりに休みとなっている。いつもより早く目が覚めたので、朝食前の5時台から朝の散歩に出かけた。昨日から続いて晴天で、朝から気温も高い。街の中を通り、城跡から堀端の道を通るコースを歩く。数か月前までは水鳥が群れていた堀も夏の緑に覆われてがらんとしている。40分ほど歩くと早朝だが軽く汗をかくくらいだ。

堀の景色も夏

吉野路へ

 明日は少し天気が崩れるかもしれないとの予報なので、今日は遠出してみようと思うがこの暑さだ。ということで、少しでも涼しさを求めて山の方に足を延ばすことにした。東の方はちょくちょく行っているので、今日は南の吉野路へ。下市町を通って黒滝村を目指し、時間と体力に余裕があれば洞川の温泉街まで行くというだいたいの予定を立てて9時前に出発した。

 あまり通ったことのないルートを行こうと思ったのが裏目に出て、途中で道に迷ってしまい、下市に着いたら10時半を過ぎていた。観光文化センターの駐車場にバイクを置き、水分補給も兼ねてちょっと休憩し、街をぶらつく。このあたりは結構好きな場所だ。街の中に川が流れているところ、また古い家や、廃屋や廃屋になりかけの家が多いところが気持ちをほっとさせてくれる。

廃屋めいた家がちらほら

黒滝村

 下市町から国道309号線を南下していくと黒滝村に入る。途中から道はうねうねと曲がった上り坂になり、山に入るにしたがって、気温が少し下がっていく気がする。短いトンネルを二つ抜けると道の駅吉野路黒滝が見える。ここはいつも賑わっていて、今日は平日だったが、駐車場には半分以上車が停まっていた。

道の駅吉野路黒滝 裏から見た景観

 この道の駅は完全な地元密着型で、食事のメニューも地元の食材を全面に押し出していてなかなかいい。

フードテラスのメニュー

 販売しているものを見ると、野菜や土産物など地元産のものが多いのはもちろんだが、クワガタやメダカを売っていたのも珍しかった。

クワガタやメダカの販売も

 裏の芝生広場のようなところにツバメが何羽も飛び交っていたが、すぐ巣に戻るやつもいる。よく見ると、道の駅の軒下にツバメの巣がたくさんかかっている。これは今から巣立っていく子ツバメで、飛ぶ練習をしているのだった。

ツバメの子も巣立っていく

 黒滝村は、地理的に奈良県の中央に位置していることから「奈良のへそ」と呼ばれている。もっとも、奈良県は人口の大半が北西部の奈良盆地に集中しているので、感覚的にはかなり南にある。道の駅を出て国道を南下すると天川村に行ってしまうので、左に曲がる。少し走ると森の交流館という施設がある。下の写真はその施設に渡る橋からの景観。提灯がいい。

「森の交流館」に渡る橋からの景観

 川沿いにさらに進むと、河分神社という神社があり、その横から洞川に通じる道が出ているのだが、時間は既に12時半頃になっていたので無理せず帰路につく。山間部から出ると午後の暑さが体にこたえた。

河分神社

キャンプ場近くにある歓迎のオブジェ