週初め
昨日に続き、週初めも爽やかな初夏の朝だった。いつものように6時半から朝の散歩に出かけ、田畑の中の道を中心に30分ほど歩く。見慣れた風景だが、花が咲き作物が育つなど、日によって小さな変化があり、いつの間にか季節が移っていく。
畑の上に紐が張ってある場所があり、そこにツバメが4羽とまっていた。ツバメは虫をとらえるために田んぼの上を飛び回っていることが多いのだが、ひと休みといったところだろう。
田植えが終わったばかりの田んぼの横にケリが立っていた。この鳥は縄張り意識が強い鳥だという。だからあんなに鋭い声で威嚇するように鳴くのか。
なら歴史芸術文化村
ここからは昨日の話。
龍王山に登った帰りに、なら歴史芸術文化村に立ち寄った。天理ダムから坂道を下り、天理トンネルを抜けたすぐ先にあるので帰り道だ。この施設は今年の3月にできたばかりで、知事肝入りの、かなり県が力を入れた複合施設である。
まず第一の感想は、駐車スペースが狭い、狭すぎる。私は50㏄バイクなのですぐ入れたが、自動車はなかなか入れずに順番待ちで長い列を作って並んでいた。ここは電車と徒歩ではかなり遠い場所なので、駐車スペースが足りないのは厳しい。
施設は、いちばんの目玉であると思われる「文化財修復・展示棟」がよかった。地下の展示室では十一面観音像を中心とした企画展が行われていて、主に桜井市の各寺の指定文化財の仏像が展示されていた。また文化財の修復作業も見学できる。これが無料なので、歴史好きの人は、企画展が変わるタイミングで訪れてみたくなるだろう。ただ、通りがかりにちょっと立ち寄るといった場所ではないので、歴史マニア以外の一般の客を今後どれだけ集客できるかは疑問だった。
撮影可だった展示の写真を2枚紹介。