ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2022 初夏の風景 ⑧

早い夜明け

 初夏らしい爽やかな気候の朝となった。朝の光がまぶしい。今朝の奈良の日の出は4時43分。いつの間にこんなに早くといった感じだ。ちなみに4時43分というのは1年中でいちばん日の出が早い時期で、あと10日ほどこれが続いた後、少しずつ遅くなっていく。夜明けが早い頂点の日と夏至は少しずれるのである。

 いつものように6時半から朝の散歩に出かける。田植えが終わった田園の風景は、やはり新鮮だ。田んぼの中を歩くサギやケリ、上を飛び回るツバメ、あぜ道に集まるスズメやムクドリなど、鳥の姿が多く見られる。

田んぼを歩くサギ

 散歩コースに、紫陽花を植えておられる家があるのだが、今朝見るときれいに咲いていた。紫陽花は色が変化する花だが、咲き始めの色も花によって違う。土の性質によって変わるらしいが、この紫陽花はピンクに染まっている。

ピンクの紫陽花

 ある施設の前にプランターがいくつか置かれ、季節の花を植えてあるのだが、このところサルビアが増えてきた。まだ咲き始めといった感じで、これからさらに赤さが広がっていくのだろう。この花は花期も長く、生命力を感じさせる。

サルビアの花

夕方の風景

 今日も昨日に続き比較的過ごしやすい気候だった。仕事からの帰りに少し回り道をして散歩した。ある家の前に、少し紫がかったピンクの花が咲いていた。これはマツバギクで、松の葉のような形状の花びらを持つことからそう呼ばれている。鮮やかな色をしているので花火のようにも見える。

マツバギク

 マツバギクが咲く家の前を過ぎると、ヒノキらしき木の先にアゲハチョウがとまっている。これはナミアゲハといういちばん普通のやつだ。カメラを向けてもじっとしている。後で写真を見ると羽が少し破れているようだ。

 散歩から帰宅すると6時過ぎ。まだ外は明るい。

アゲハチョウ