好天の月曜の朝
週初めの月曜日。朝から好天で、今日も気温が上がりそうだ。6時半からの朝の散歩で、30分ほど歩くとうっすらと汗をかく感じになる。秋のような薄く白い雲の下を近鉄電車が通って行くのはいつもの景色だ。空の青、草の緑の間に落ち着いた臙脂色の車体が調和している。
室生山上公園芸術の森
ここからは一昨日の続き。
案山子たちに別れを告げ、その向こうのトンネルを抜け、少し走ると室生寺が近づいてくる。土産物店や食堂などもあり、小さな門前町の雰囲気もあるが、この日は室生寺には立ち寄らず、左手の上り坂の道を進み室生山上公園芸術の森に向かう。
この公園は、地元の彫刻家井上武吉によって着想された「山の上のモニュメント構想」が、彫刻家ダニ・カラヴァンによって実現された芸術作品としての公園であるという。印象的なモニュメントがいくつもある。
5月の土曜日で晴天とあって、訪れている人は比較的多かった。とは言え、公園自体が広いのでのんびりとした気分で散策することができる。1人で来ている人は少なく、私を含めて3人ほど。後は家族連れ、夫婦、若い男女、女性のグループ等々。男性だけのグループは1組もなかった。
螺旋の水路という印象的なモニュメントがあり、蚊取線香のような渦巻き状の水路の向こうに1本の木が立っている。たいていは渦巻きの側から木を遠く眺めるように写真を撮るのだが、ちょっと気分を変えて木の側から撮ってみた。角度が変わると見える世界も変わる。(ちなみに逆からの写真は去年の5月15日のブログにあります)
トンボ
池の上をトンボがしきりに飛び回っていた。俗に赤トンボと呼んでいるトウガラシのような赤いやつと、青い腹をしたシオカラトンボ。池の上を飛び回り、水面に腹をつけるようにしたかと思うとまた上がっていく。あれは産卵をしているのだと聞いたことがある。
池の近くには、ヤゴがトンボになった後の抜け殻がいくつもあった。セミの抜け殻を
見知らぬ花
林の中の道を歩いていると、ピンクのきれいな野草が咲いていた。例によって名前が分からないので、帰ってからネットで調べる。結構時間がかかったが、クリンソウ(九輪草)であることが分かった。これも初めて聞く名前だ。
芸術の森を出た後、帰りはどこにも寄らずに帰宅。初夏らしい、暑すぎることもなくいい一日だった。