晴天の日曜の朝
昨日に続いて初夏らしい晴天の朝となった。朝刊の天気予報を見ると、奈良の最高気温予想は33℃。これは真夏の結構暑い日である。ただ、早朝は散歩するのに心地よい気候。田畑の中の道を中心に歩いた。
畑に野菜が植えてあるが、黄色の大きな花が見える。これはカボチャの花か。野菜は黄色の花が多いが、カボチャは大きさとつり合いがとれていて分かりやすい。
用水路にはカエルが何匹も姿を見せている。横を通ると水の中に潜っていくが、なんとか撮れたものを1枚。ツチガエルかヌマガエルだろう。春先に見たやつより大きくなっている気がするのだが、オタマジャクシから大人になっても少しは体が大きくなるのか。
ツバメがしきりに飛び交っている。電線にとまっているのもいる。昨日の針テラスでは巣作りに入っていたが、私の近所ではまだ軒先に巣をかけている家は少ない。
平城宮跡へ
午後から暑さが厳しくなりそうだったので、午前中にちょっと散歩しようと平城宮跡に足を運んだ。ここは言わずと知れた(奈良県民以外には言わないと分からないかもしれないが・・・)世界遺産だが、このブログを始めてからここに来るのは初めてである。というのも、以前の職場が近くで、数えきれないほど来たことのある場所だったので、改めて足を運ぶという感じでもなかったのだ。
平城宮跡も昔は草が生い茂るままに放置されていた場所だったが、世界遺産になったこともあってか、近年になって建物の復元や展示施設の建設など、平城宮跡歴史公園と名づけられ、整備がめざましく進んでいる。今日はまず大宮通から朱雀門広場に入り、駐輪場にバイクを置いた。広場の入口には復元された遣唐使船が据えてあり、中には資料館、土産物店、カフェ、レストランなどの建物が並んでいる。
1998年に復元された朱雀門をくぐり宮跡内に入る。少し歩くと近鉄電車の踏切がある。世界遺産の中を横切って私鉄の線路が通っているのはここだけだろう。最近になって線路の移設が決まったようだが、なんと完成目標が2060年だとか。38年後とは気の遠くなるような先の話だ。踏切を越えて少し歩いて振り返ると、朱雀門を背景に近鉄特急が通り過ぎるのが見えた。
草原の中を歩いて、今日はまず東院庭園に行ってみた。ここは平城宮跡のいちばん南東隅の目立たない場所にあるが、私の好きな場所である。建物が復元されたのは朱雀門とほぼ同時期になる。
東院庭園を出て歩いていると、かなり暑くなってきた。30℃くらいになっている感じで、ぐるりと一周するのはやめて、復元された第一次大極殿のあたりまで歩いて引返した。その手前では新たな復元工事がまた始まっている。奈良の方面に目をやると、若草山が見える。手前には東大寺大仏殿の大屋根。お馴染みの風景を眺め、帰宅した。