ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

けいはんな記念公園の花・鳥・虫

朝の近鉄電車

 今日は仕事が休みの日。朝食前に朝の散歩に出かけてみた。快晴で初夏の日差しが降り注いでいる。田畑の中の道を歩き踏切に差し掛かると、近鉄電車が連続して通り過ぎた。最初に通ったのは京都方面に向かう普通電車。新田辺の表示が出ている。新田辺行普通と聞いて運行のイメージが浮かぶのは奈良県民と京都府民の一部だけだろう。6時台前半なので立っている乗客はいない。

普通新田辺行

 続いて反対方向に向かって近鉄特急が通り過ぎる。こちらは西大寺発橿原神宮前行のビスタカー。乗客の姿はほとんど見えない。平日6時台前半のこの区間の特急にどれくらいの需要があるのだろうか。

西大寺発橋原神宮前行き特急

グミの実

 歩いていると、用水路の向こうにグミの実が熟しかけているのが見える。今頃赤く色づいているというのは春グミだろうか。なかなかいい色をしている。

赤いグミの実

スーパー銭湯

 今日は久しぶりにスーパー銭湯に行った。私は元々風呂が好きで、コロナが出る前は月1くらいはスーパー銭湯に足を運んでいた。新しい店ができていないかとネットで調べると、精華町のビエラタウンけいはんなの横に「スッカマ源氏の湯」が4月にオープンしていた。4月末にけいはんな記念公園に来た時は気づかなかった。スッカマ(炭窯)というのは韓国の古式サウナだという。

 入館料は平日で1000円。スッカマを利用するとプラス800円とのこと。今日は入浴のみにする。料金はやや高めの設定だが、それに見合う内容はあったという印象。風呂やサウナもそうだが、入浴後に寝転べる場所があり、フリーWi-Fiが使え、漫画や雑誌など置いてあるといったところがいい。今日は平日の昼前ということもあってか、適度に空いていた。

スッカマ源氏の湯

けいはんな記念公園

 源氏の湯を出た後、けいはんな記念公園に寄った。3週間ほど前に来ているので目立った変化はなく、水景園では、鯉のぼりがまだ空に泳いでいた。ただ空気の肌触りは夏を感じさせるものに変わっていた。

 歩いていると飛んでいた虫が体にぶつかってきた。捕まえるとウバタマムシ。漢字で書くと「姥玉虫」。この命名はなかなか秀逸だ。手に持ったまま写真に撮ると様にならないので、道の横の木にとまらせてヤラセ写真を撮った。大型の甲虫が目につき始めるともう夏だ。

ウバタマムシ

 水景園の景観は、いつ見ても美しい。今日は赤いバラの花が咲いていたのだが、同じ赤でもワインレッドのような赤だ。何気なく写真に撮ったが、帰ってから見ると別に写真を加工したわけでもないのに、赤い花だけが浮き上がったように見えるのがおもしろかった。

花が浮き上がったように見える

 永谷池の周りをぐるりと一周した。池に草や木の葉を集めたような塊が浮いていて、上に水鳥が座っている。カイツブリの巣のようだ。私は初めて見たのだが、後でネットで調べるといくつも出てきたのでそう珍しいものではないのか。巣にいたずらされはしないかと気になるが、そんな不心得者はいないだろう。そんなことを思いながら帰路に就いた。平和な初夏の一日。

カイツブリの巣