肌寒い朝の風景
昨日あたりから気温が下がり、肌寒い朝となった。花冷えというほどでもないが、このところ続いていた初夏のような気候の後なので、寒く感じる。今日は朝食前に堀端の道の方に出て散策する。
堀の近くにある公園では、石碑の前にハナミズキが赤い花を咲かせていた。これもいつの間にかという感じである。
堀端の桜もすっかり散っている。先週は、満開は過ぎたとはいえ、まだ花が残っていたのだが、すっかり葉桜となった。堀には先週と同様、まだ20羽くらいのヒドリガモの群れがおり、オオバンも単独で泳いでいた。餌をやる人がいるからか、堀の横で見ていると近寄って来る。このままずっと居残るのだろうか。
大阪の渡船を巡る
今日は、以前からやってみたいと思っていた、大阪の渡船巡りをすることにした。下のマップでいうと、①天保山渡船場→②甚兵衛渡船場→③千歳渡船場→⑦船町渡船場→⑧木津川渡船場→⑥千本松渡船場→⑤落合下渡船場→④落合上渡船場と回れば完了だが、渡船場の間は徒歩なので、15㎞ほど歩くことになる。かなりの距離だ。しかも私は方向オンチで、初めての場所は地図があっても道を間違えるし、ちょっと寄り道もしてみたい。というわけで、とりあえず行けるところまで行ってみるかという感じで家を出た。
天保山渡船場
大阪は川の多い街だが、これらの渡船は橋の代わりで、市民の足となっているものなので無料である。30か所以上の渡船場があったという昭和初期から数は減ったとはいえ、令和の世の中になってもまだ8か所の渡船場が残っているというのはおもしろい。
まず、天保山渡船場に向かうべく、JR環状線の西九条でゆめ咲線に乗り換える。この先にはUSJがあるため、多くの人はユニバーサルシティ駅で下車するが、私は終点の桜島で下りて渡船場を目指す。
桜島駅から10分も歩かないうちに天保山渡船場が見えてくる。途中で右手にUSJのジェットコースターが見え、歓声(悲鳴?)が聞こえる。朝の10時頃で、まだ少し肌寒い。
渡船場が近づくと、大阪ベイエリアの風景が美しく目に映る。青空に白い雲が浮かんでいて、手前に下半分が赤い海遊館の建物が見える。
渡船を待っている乗客は10人くらいいた。私と同じようにカメラで風景を撮っている男性や若者のグループ、また普段から利用している地元の方らしき人もいる。
時間が来ると向こう岸から船がやって来る。渡船は両岸の間を往復するが、どちらかの岸が起点となり、船が繋留され乗務員が待機する建物もそちらにある。天保山の場合はそれが向こう岸になっていた。
船が着くと、乗務員の一人が船から桟橋に降り立ち、慣れた手つきでロープで船をつなぎ留める。乗っていた客がすべて降りるのを待ち、私たちも乗船する。
船からの景観は岸辺から見るのとはまた違った趣がある。天保山の渡しは向こう岸までの距離がいちばん遠く、3分くらいは乗っているので、無料で乗れるのはお得な感じがする。
船を下りてすぐの所にあるのが天保山公園。少し散策してみたが、それほど目を引くものはない。すぐ横に名物の大観覧車が見えていたが、それほど人が乗っている様子はなかった。
☆この続きは後日に。