夜中の雨
夜中に降ったようで、雨音が聞こえていた。朝起きて庭を見ると濡れている。ひさしぶりの春の雨。仕事休みの日なので空模様が気になる。ネットの天気予報で今日の天気を確かめると、午前中から昼過ぎまではなんとか持ちそうだ。
朝食前の6時20分頃から朝の散歩に出かける。晴天続きの日と比べて空気の肌触りが違い、いかにも湿度が高い感じがする。畑に白い花が咲きかけていた。ちょっと早いがアヤメのようだ。花の上に雨粒がついている。
歩いていると、田の中にシラサギが2羽。春先までは当り前の光景だったのだが、随分ひさしぶりに見る気がする。2羽ともコサギである。もうそろそろ見納めになるのだろうか。
大和民俗公園の花
昼過ぎになるといつ降るか分からないという予報が出ていたので、あまり遠出はせず、大和民俗公園に出かけた。この前訪れたのは彼岸のころだったが、ここは自然が豊かな場所なので、3週間経つとかなり景色が変わっている。
前回来た時はまだ梅の花が残っていたが、さすがに梅は跡形もなく散っていた。桜はどうかと言うと、まだ咲いており、特に八重桜がまさに満開という感じで咲いていた。平野部の他の場所よりも少し開花が遅かったのかもしれない。
平日で訪れている人も少なかったので、復元された古民家集落のあたりをのんびり散策することができた。この公園は、こういった文化遺産が自然の中に絶妙に配置されていて、いつ訪れても心が落ち着く。
オウバイがある古民家の前できれいに咲いていた。花の黄色がとても鮮やかだったのだが、オウバイにしては少し開花時期が遅い。これも後で調べてみると、オウバイの仲間でウンナンオウバイ(オウバイモドキ)というものがあり、そちらのようだ。どちらも中国原産で、オウバイは江戸時代に、ウンナンオウバイは明治時代に日本にもたらされたものである。
大和民俗公園の鳥
コガモの群れが泳いでいた池を見ると、まだ3、4羽ほどが残っていた。冬場は20羽ほどいたと思う。渡り鳥とはいっても、池のカモがみんな同時に移動するわけではないようだ。
芝生広場のあたりを歩いていると、ツグミが何羽か草の上をひょいひょいと動き回っている。ツグミは比較的デジカメの射程距離に入ってくれるので、撮りやすい。
その中で、同じような動きをしているが色が違う奴がいると思ったら、違う鳥だった。これは冬に見かけて名前を調べた鳥で、覚えていた。シロハラという。それほど腹が白くないのに、なぜかシロハラという名がつけられているので、印象に残っていた。
大和民俗公園を出て、その後、すぐ近くの矢田自然公園子どもの森の辺りを歩いていると、昼過ぎになり空も曇ってきたので帰宅。雨が降り出したのは夕方4時頃になってからだった。