霜の朝
連休の２日目。昨日かなり歩いたので、朝起きると足に疲れが残っている。今日はゆっくりと過ごそうかと思う。７時１０分頃から街中から田畑の中の道を散歩した。気温がかなり低いのか、畑や田、空き地の草の上は真っ白になっている。帰ってから調べると、奈良の朝７時の気温は氷点下だった。１２月まで繁殖力の強いキバナコスモスの花が残っていたあたりも花の色はなく、代わりに小さな水仙が顔をのぞかせている。
マンションの上の空には、秋のように、薄く刷毛で描いたような白い雲が見える。今日は昼間は気温が上がり１０℃を超えるようだ。
昼食前に少し散歩すると、池に見慣れない水鳥がいた。よく見ると、前に馬見丘陵公園で見かけたキンクロハジロのようだ。あの時見たものと少し色合いが違うようだが、オスとメスとで、また繁殖期と非繁殖期とで少し羽の色が変わるようだ。
奈良公園へ
暖かくなってきたので、午後は奈良公園をぶらつくことにした。奈良県在住なのに、このブログを始めてから奈良公園近くに行ったのはコロナのワクチン接種の２回だけである。奈良公園は昔から数えきれないほど足を運んでいる。私自身が小さい頃には、親に連れられて東大寺に行き、公園で鹿にせんべいをやってというのが休日の定番のお出かけコースだった。逆に、私の子どもが小さい時には遊びに連れて来たりしたし、県庁や文化会館といった施設を訪れる際も、すぐ目の前が奈良公園である。したがってあえて足を運ばなくてもという場所なのだが、今日はなんとなく気が向いたのであった。
バイクを駐輪できる場所に置いて歩いたのだが、予想以上に人が多い。コロナの感染拡大のこともあり、東大寺近辺などの混雑しそうな場所は避けて、春日大社の参道から浮見堂のある鷺池の方面に向かった。この辺りは景観が美しい割には観光客で混雑しない。鷺池の周りにはシラサギがとまっていて、近づいても逃げない。うちの近所のシラサギとはえらい違いだ。さすがに鷺池だけのことはあるなどと妙に納得して写真をパチリ。サギが浮見堂を眺めているようなアングルの写真が撮れた。ポーズをとってくれた？シラサギ君に感謝。
それから、公園内を歩いていた時のこと、オスの鹿が２匹、角は切られているのだが、頭を合わせてケンカをしていた。奈良公園内には、鹿はあふれるほどいて、せんべいを手に持つと、あちらこちらに座っていた鹿たちがひたひたと近づいてくるのだが、ケンカの場面は見たことがなかった。野次馬になった気分で写真と動画を撮ったのだが、角がないので、何か滑稽な感じもした。角があれば、文字通り「角突き合わせて」となるのだろうが、これだとケガもないことだろう。
動画も一応上げておきます。
