元旦
年の初めの日。いつも通りの時間に起き、7時20分頃から街を散歩する。元旦の朝食は、少し遅めの時間に家族が集まっておせちを食べることになっているので、まだ食事前である。家の近所の神社では初詣の準備が整えられている。ここは後で家の者といっしょに参ることになっているので中には入らない。夜中にすでに参詣を済ませた人もいるだろう。
人通りのない街
街はいつもと違って人通りがない。街の中心部も、車がほとんど通らないので雰囲気が普段と違う。ただ、犬を散歩させている人は何人かいた。犬には正月という意識はないだろうから、いつもどおりの顔で歩いている。もうすこし時間がたつと初詣にでかける人たちの姿が見られるのだろうが、この時間帯はエアポケットのように、人の姿がなくなっている。
普段の散歩コースを通って、街を抜けて堀端の道を歩く。水鳥もいつも通りに泳ぎまわっている。堀端を抜けると電車の踏切がある。そこにコスモスの花が咲いているのを9月14日と10月8日、22日のブログで紹介した。ほとんどの花は11月中に枯れてしまったのだが、一本だけ咲いている白い花があった。今日見ると、まだその花が残っている。ついに年を越したわけだ。なぜこの花だけが今まで残っているのか、不思議な感じがする。
初猫
散歩の終わりごろに猫に遭遇した。よく見かけるやつだが、今年初めて見る猫である。初猫というわけだ。いつもなんとなく不機嫌そうな顔をしているのは今日も変わらない。猫にも正月はないのだろう。
初詣
昼前ごろから、家の者と初詣に出かけた。コロナの前は電車に乗って県内の神社に出かけ、帰りに家の近所の神社に参るというのがお決まりのコースだったのだが、去年今年は控えることにして、電車には乗らず歩いて行ける範囲の神社に参拝する。住んでいる街ではいちばん大きな神社なので、参拝者はそこそこいた。
神社の向こうには城の天守台があり、小高い場所なので眺望がいい。初詣の後、多くの人たちがここに登って景観を楽しんでいた。コロナはまだ予断を許さないようだが、いっときに比べると人々の表情にも余裕がでてきた。いい年になればと思う。