冷え込む朝
週の始まりの日、朝起きたら昨日よりさらに冷え込んでいた。奈良の最低気温は1℃くらいまで下がった。真冬といってよい冷え込みだ。朝食の後家を出ていつもより足早に歩いた。20分くらいの散歩だが体を温める効果はあるようだ。
下の写真は、散歩中に見た黒に少し白の交じった毛色の猫。髭が特徴的で学者猫と勝手に呼んでいたのだが、ここのところ姿を見なかったので久しぶりである。寒さのためか、何か縮こまっているように見える。
畑の間の空き地に、秋にセイタカアワダチソウが繁茂していたのが枯れたと思っていたら、その後から同じような小さな草花が生えだした。どう見てもこれもセイタカアワダチソウなのだが、いったん枯れた後に同じ草花がまた生え出すというのも変な話である。しかも間もなく12月という時期だ。なんとも生命力の強い草である。
マスコミの報道に思う
いきなり話題は変わるが、マスコミの報道について思うことを少し。
先週は子どもが犠牲になる痛ましい事件が二つあった。そのうち、中学校で起きた事件の方だが、被害者の実名を報道することの是非について考える必要があるのではないか。もちろんケースによるが、今回の事件は人間関係のトラブルが予想されるケースであり、被害者に矛先が向くことも十分考えられた。また、その後の報道も、分かったことをその都度断片的に記事にするだけで、誤解を生むもととなっている。この場合に限らず、被害者の遺族が報道によってさらに大きな精神的ダメージを負うケースについては、報道協定によって実名報道を控えるべきだと思うが、こういうことになるとマスコミは動きが鈍い。
最後に、一昨日に撮った写真を一枚。廃校となった宇太小学校の木造校舎を利用した施設である「奈良カエデの郷ひらら」の廊下の職員室前に掲げられた「EXPO70」をモチーフにした作品。高度成長期の象徴である大阪万博。私も小学生だった。夢の存在を確かなものとして実感できた時代。