ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

晩秋の馬見丘陵公園

勤労感謝の日

 今日は祝日。私は火曜日が仕事休みの日なので、祝日と重なると何か一日損をした気分になる。勤労感謝の日というのはもともと、皇室の伝統行事である新嘗祭に由来している。皇室に関係する祝日なのでハッピーマンデーにならないのである。

 今日から寒くなるということだったが、朝の散歩の時はそれほど感じなかった。11月13日のブログで紹介した小さな公園の白い山茶花だが、かなり花が開いてきた。まだつぼみも多いのだが既に地面には花びらが散り始めている。

 山茶花と椿はたいへん似た花だが、いちばん分かりやすい見分け方は、山茶花は花びらが散り落ちるのに対し、椿は花が首からポトリと落ちる。河東碧梧桐の「赤い椿白い椿と落ちにけり」という、教科書にもよく載っている有名な俳句があるが、山茶花だと「散りにけり」なのである。椿はもう少し季節が後だが、また写真を撮れたら紹介したい。

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花が開く山茶花

堀のカルガモ

 堀の横の道を歩くと、カルガモでいっぱいである。今朝はマガモやサギは一羽も見なかった。下の写真のような状態で鳴き声を上げながら気ままに泳いでいる。

 唐突に話題は変わるのだが、下の写真を見てカモが何羽いるかと聞かれたら、私などは一羽一羽目で追って数えるので6,7秒はかかる。見た瞬間に数が分かるのは5,6羽くらいまでだろう。ところが将棋のプロなどはこういったものの数が一瞬で分かるらしい。ものを認識するときの頭脳の構造というか、鍛え方が違うのだろう。

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堀のカルガモ

馬見丘陵公園に

 今日は馬見丘陵公園に行った。11月2日に訪れているので、3週間ぶりとなる。10月はダリアとコスモスという大きな彩りがあったが、11月末はどうだろうかと思いながら、河合町の公民館のところから続く遊歩道を歩いた。

 この歩道の周りはクヌギの木が多く、それに紅葉やその他の木々が交じって立っている。この前来た時はまだ木の葉はあまり色づいていなかったが、今日は木々がそれぞれの色に染まり、地面に散り敷いた落葉と相まって、すばらしい景観になっていた。駐車場の関係もあって、この遊歩道を通ることなく、すぐ公園に入って中だけを散策する人が多いが、今日はここを通らないのはもったいないという気がした。

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馬見丘陵公園に続く遊歩道

皇帝ダリア

 春のチューリップから始まり、目玉となる花が咲いているときは、休日は人がたいへん多いのだが、今日はそれほどでもない。大半の人がマスクをしておられるので、私もバイクを置き、ポケットからマスクを取り出してつけた。戸外のこういった広い公園などでは、人と人との距離もそれほど近くならないし、そろそろマスク無しでもいいような気がするがどうだろうか。

 遊歩道から公園に入って、まず目についたのがこの花、皇帝ダリア。花期が11月~12月というから、普通のダリアより遅く咲く。今日は風が強かったので、少し花びらが横向きになっていた。(この続きは明日のブログで)

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皇帝ダリア