雨の一日
今日は朝から雨。いつもの習慣で少し外を歩いたが、黒みを帯びた雨雲が一面空を覆い尽くしておりかなり薄暗い。家を出る時はほんの小雨だったのだが、次第に降りが強くなってきたので早々に切り上げて家に帰った。朝の写真は畑に咲いていた花。ちょっとピントがぼけている。写真が一枚では寂しいのでもう一枚。下の写真は一昨日撮った空を飛んでいる鳥の写真で、おそらくトビか。私としてはうまく撮れた。
今日は久しぶりに読書の話題を中心に。
ミステリーを話題にするとき
ミステリー、推理小説、どちらの呼び方でも構わないのだが、以前は好きでよく読んでいた。最近読書量自体少なく、新刊のものは読んでいないので、昔読んだ本の記憶を書き綴っていきたい。
ミステリーをテーマにしてブログを書く際に気を付けなくてはいけないのは、俗にいう「ネタばれ」というやつで、有名な作品でも、未読の人のことを想定して、結末やメイントリックが分かるような書き方はしてはいけないことになっている。文庫本のカバーの裏表紙など、核心には触れずに作品のおもしろさを上手く紹介しているが、これもプロの技と言えるだろう。
このブログは、きわめて個人的な趣味で書いている気ままなものだが、アクセス数を見ると、日々平均して20人くらいの方には訪れていただいているようなので、そのあたりは配慮しなければと思う。
ミステリーとの出会い~シャーロック・ホームズ
私が初めてミステリーと出会ったのは、たしか小学校の4年生くらいだと記憶している。読んだのは定番中の定番ともいえる、ドイルの「シャーロック・ホームズの冒険」で、これは読みやすいのを集めた子供用の本であった。「赤毛連盟」「唇のねじれた男」「青い紅玉」「まだらの紐」「技師の親指」が入っていたのを覚えている。たいへん面白かった。私が子どもの頃に読んだ本は、家にずっと置いてあるのだが、このホームズ物は残っていなかった。
ミステリーといえば殺人事件がつきものだが、ドイルの短編は、殺人がからまなくてもたいへんおもしろいものが多い。また、いわゆる個性的な名探偵と言うものの原型を想像したのはドイルの功績だろう。ホームズが初対面の依頼者の特徴を観察して、職業などを当ててみせるというあのお決まりの場面も、最初に考えたというのは凄いことである。今の若い人たちは、ミステリーを読むとき、このあたりの作品から入っていくのだろうか。
下の写真は昔読んだホームズものの文庫本。前も書いたが、私は中学生くらいまでは文庫本のカバーを外して読む癖があったので、傷みが激しい。
ミステリーの思い出については、折を見て続きを書いていく予定である。