ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

天理ダムから龍王山へ ~ 其の二

朝の空

 今朝も爽やかな朝。朝食前の散歩もいちばん快適な気候である。空を眺めると、少し雲が多いがしだいに夏の空から秋の空へと移り変わっていく感じがする。いつも通りの週の始まり。

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だんだんと秋の空に

天理ダム風致公園へ

 さて、ここからは昨日の続き。

 天理ダムの横の休憩所に猫が集まっていたところまで書いたが、そこから龍王山へ行く前にまた少し寄り道。天理ダム風致公園に寄ってみた。ここはかなり以前に来たことがあるのだが、最近整備されたということである。わき道にそれて、公園に向かう坂を上る。子ども連れで楽しめる施設を目指しているようだが、人の姿はなかった。それも無理のない話で、バーベキュー場を整備し、その横に子どもが遊べる遊具なども新設してあるのだが、コロナ対策でバーベキュー場が閉鎖中とのことだった。真新しい遊具が空しく見えていたが、子どもたちでにぎわう日が遠からず来るのだろう。

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子どもの姿がない真新しい遊具

 バーベキュー場からさらに少し上ったところに駐車場があり、そこから細い道が林間に続いている。ついでなのでそこまでバイクで上り、歩いてみた。林間を抜けると道の周りは畑になる。道の横に白い花がきれいに咲いていた。野草で名前は分からない。

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白い野草 名前は?

龍王山へ

 寄り道をしたが、そろそろ龍王山へ向かわねばということで、バイクを走らせる。本道から龍王山へ向かう道に曲がる所には標識があるので分かりやすい。走っていると、次第に道の横の木々が鬱蒼と茂るようになり、木漏れ日もあまり射さなくなる。道路は舗装されていて、車が通れるくらいの幅はある。

 龍王山城跡がある山頂が近づくと、田龍王社という社が見える。名前の通り、雨乞いの神様である龍王が祀られている。このあたりの道端にバイクを置き、ここからは歩いて登ることにする。

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田龍王社

 社を過ぎて少し道路を歩くと、右手に山頂に続く道が分かれている。木々に囲まれた上りの山道だが、整備され、それほど歩きにくくはない。少し歩くと山頂に出た。

 登っている間に、上から降りてきた二組の方とすれ違った。また、頂上では七,八人くらいの四、五十代くらいと思われる、お揃いの服を着た男女のグループが談笑しておられた。おそらく私のようなショートカットルートではなく、下から登って来られたのだろう。

 頂上からの眺めは、奈良盆地が一望できるすばらしいものだった。私などが写真に撮ると、実際の風景のすばらしさの八割減くらいになってしまうが、下のような感じである。天気が良いと明石海峡大橋まで見えるらしいが、ちょっと雲があってそれはかなわなかった。

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龍王山頂上からの風景