ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

日々の変化で消えていくもの

朝の散歩

 今日も晴天で、いつも通り六時ごろから近所を散策する。ここ数日かなり気温が上昇しているようで、今日の奈良は最高気温37度の予報。仕事前なので、少し歩く距離は控えめにするが、帰ると少し汗ばんでいる。

日々の変化で消えていくもの

 毎日同じようなところを歩いていると、日々の変化によって生まれたり消えたりするものがあることが分かる。先日このブログに書いたツバメが育っていた巣は、もうすでに子ツバメが巣立っていき空になっている。

 散歩でよく通っている公園は、今セミの声でにぎやかだが、両側に並木がある通り道の横に水が流れていない川があり、その向こう側が低い石垣となっている。

 その石垣の上の草地によく二匹の猫がいた。この場所を通るとだいたい二日に一回は、草むらか、そのむこうの塀の上に二匹仲良く座っているか寝そべっていた。じゃれあったりすることもなく、かといって離れることもなく、いつも下の写真くらいの間を置いてその場にいる。動きや毛の色つやから若い猫ではなく、猫の老夫婦といった感じだろうと勝手に想像していた。 

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いつもこんな感じで仲良く座っていた二匹

 ところが、七月の初めくらいを最後に、その二匹の姿を見なくなった。二匹同時にということなので、いっしょにどこか居心地の良い場所を見つけたのかもしれないが、野良猫の生きる環境は過酷だというので、何かが起きたことも考えられる。これも消えていったものの一つである。

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ここ一月ほど、この二匹の姿を見ない

ファミリー公園を散策

 夕方、今日は少し早く帰宅しファミリー公園を散策した。以前カブトムシが大量に集まっていた木の辺りには、カブトムシどころかカナブンもおらず、ハチが樹液を求めて集まっていた。例の元気のない猫の姿は見えなかった。先日、溝の中でぐったりした感じで寝ていたので、ひょっとするともう姿を見ることはないかもしれない。

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樹液に集まるハチたち