ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

ファミリー公園で猫の未来について考えた

蒸し暑い一日

 週間予報では、今週は毎日傘マークがついていたのだが、今日は雨は落ちてこなかった。ただやはり湿度が高く蒸し暑い。朝から汗をかいたまま家を出るのもいやなので、仕事のある日は朝の散歩の距離を減らすことにした。

ファミリー公園で

 今日は特に変わったこともない一日。というわけで、昨日の続き。

 昨日はファミリー公園を歩いて、4匹の猫を見かけた。白地に灰色の猫が一匹とキジトラ猫が三匹。いつも目にする、例の元気のない猫はいなかった。前回見た時にずっと横になってねそべっていたので、そろそろ危ないころかなとも思うが、次に来たら普通に生きている姿を見られるかもしれない。

 ところで、ここの猫は不妊、去勢手術のしるしに耳がカットされている。通常、去勢手術を受けたオス猫が右耳、不妊手術のメス猫が左耳カットらしい。耳のカット幅の大きさは猫によって(手術をする医者によって?)違いがあるが、ファミリー公園の猫のカット幅はどちらかと言えば小さめのような気がする。

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林の中にいた猫 右耳がカットされている

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木の根元に座っていた猫 左耳がカットされている

猫たちの未来

 ファミリー公園には、下のようなポスターが何か所にも貼られていて、こにいる猫たちが、ボランティアの方々によってしっかりと頭数管理されて保護されていることを示している。また、公園内にはボランティア(美化サポーター)の方々の手によって置かれたネコ小屋が各所に置かれ、猫たちが雨露をしのげるようになっている。

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公園にある張り紙

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猫を保護するために置かれた猫小屋

 結果的に、ここに今いる猫たちは子孫を残すことなく、地域猫として「一代限り」の生涯を全うするのだろう。

 私が子どもの頃は、町に普通に首輪のない野良犬がうろついていて、たまに人がかまれたりしていたが、いつの間にか、町に野良犬の姿を見ることはなくなった。そのターニングポイントとなったのは、昭和の終わりごろだったような気がする。同じように、あと十年もすれば、町に野良猫の姿がなくなるのかもしれない。

 昔、野良犬がうろうろしていた頃、その大半は雑種犬であった。日本で生きているすべての犬の数に占める雑種犬の割合は、昔に比べるとかなり減っているように思う。猫たちの未来はどうなるのだろうか。

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今朝見かけた猫たち 手前の猫は耳がカットされている