今日も変わりなく一日が過ぎる

湿っぽい朝

　朝起きると曇り空。新聞の天気予報欄を見ると晴マークが並んでいるので、降ることはないらしい。オリンピック一か月前で、まあ、今さら中止と言うことはだいだろう。「なし崩し」という言葉がいちばんぴったりくる。ちなみに「なし崩し」の本来の語義は、「物事を少しずつかたづけていくこと」という意味で、そこから「物事を少しずつ変化させ、うやむやにしてしまうこと」の意味が生まれたとか。現在、前者の意味でつかわれることはほとんどない。

　朝食前に日課としている散歩に出かける。肌にあたる空気が少しひんやりして、曇り空と相まって、すっきりした気分とまではいかない。

町の変化

　何年も同じ場所に住んでいると、町の変化を感じる。家が取り壊され、空き地となることがここ数年くらいで増えてきたように思う。取り壊された後は、駐車場になったりマンションができたり、またずっと空き地のまま放っておかれたりすることもある。空き地が多いのは嫌いではない。野草が生え、時には猫がひなたぼっこしているような空間が残されているのも悪くないように思う。