高野山に
今日は高野山まで足を延ばした。高野山は奈良からは遠いように見えるが、南下して五条市あたりまで出るとあと少しである。
国道24号線を和歌山に向かってバイクで走り、JR橋本駅のあたりで左に折れ、紀ノ川を渡り、南海高野線の線路に沿って進む。学文路、九度山とこの辺りの駅名も由緒ありそうな名前である。道路は次第に曲がりくねった山道となり登っていく。同じように高野山を目指して走る車やバイクもそこそこある。バイクの多くは大型・中型で何人かでツーリングしている人々で、私のように50CCで登っている物好きは他にいない。途中の休憩所でちょっと一息いれる。
高野の街を散策
休憩所を出てさらに登ると、少し気温も低くなってきた感じがする。実際に街を歩いていた時、置いてあった温度計を見ると24度を指してたので、下界と3,4度は違うのだろう。
バイクを金剛峯寺の駐車場に置いて散策する。ここ高野町は町全体が大きな寺院であるような印象を受ける宗教都市で、真言宗総本山の金剛峯寺をはじめとして、至る所、寺だらけである。それらは金剛峯寺の子院(本寺に属する寺院)なのだが、その数は117にもなり、しかもそのそれぞれが風格を備えた立派な寺院である。すべての寺に参拝するには、何回訪れなければならないだろうなどと考える。
ビルマ戦没者供養塔
入ってみて印象的だったのが、成福院の摩尼宝塔。これはビルマ戦没者の霊を供養するために建立された塔で、像以外にも、貴重な写真や資料、戦没者の遺品なども見ることができた。
猫の姿は見えず
今回の高野山行きは、私がやっているYouTubeの「ナラネコちゃんねる」の撮影も兼ねていた。「ナラネコチャンネル」は、私が行った場所(観光名所や寺や公園など)にいる猫の姿をビデオに撮って、その場所の風景とともに流すというだけの、まったく個人的な内容なのだが、自分なりのルールとして、行った場所で一匹でも猫の姿が映像に収められたら流すことにしている。したがって、猫が一匹も見つからなかったら、その日の映像はお蔵入りになってしまう。今までにお蔵入りになった映像は結構あるのだが、この日も猫はまったく目にしなかった。
高野山は昔女人禁制であったことは知られているが、猫も入山を禁止されていたという。これは猫はかわいらしい動物なので、修行の妨げになるからだとか。この話はネットで見た情報で、以前テレビ番組でやっていたらしいが、まさかこれが今も続いているとは思えないので、たまたま今日は猫の姿を見かけなかったのだろう。
この続きは明日
高野山に猫がいないので、朝の散歩のとき見た猫